新卒採用2026 応募受付中!
株式会社D4cプレミアムでは、毎年夏~秋、国内外の大学および大学院に在学中でデータサイエンティストに興味をお持ちの学生を対象に、5日間のインターンを開催しています。
D4cプレミアムの5daysインターンはこんな方におすすめ
・データサイエンスを学び始めたばかりの方
・分析だけでなく、ビジネス応用にも関心がある方
・チームで課題解決に取り組みたい方
・他の学生とスキルを高め合いたい方
応募・選考の流れ
D4cプレミアムの5daysインターンにご興味を持っていただいた方は、各種求人サイトやD4cプレミアムの採用情報ページからご案内しているGoogleフォームにご入力ください。
このフォームがエントリーシートとなっており、お名前・大学名などの基本情報に加えて「データサイエンスに対する興味・関心」についてもご記入いただきます。
ご入力内容をもとに書類選考を行い、通過された方には採用担当とのオンライン面接をご案内します。
面接を通過されますとインターンへの参加が決定します!後日、当日のスケジュールや準備事項などを詳しくご案内します。
参加決定から当日まで、不明点がありましたら採用担当がしっかりフォローいたしますのでご安心ください。
実践型インターン実施内容
データサイエンスの事例や一般的な解析手法、どのようなプロジェクトで何を求められるのかなどのインプットを行った後、プログラミングを駆使して本番に近いデータの加工・解析といった実践を行い、作成したレポートをプレゼンしていただきます。もちろん事前レクチャーがありますので、プログラミング初心者の方もご安心ください。
参考に、昨年2024年の実施内容をご紹介します。
▽1日目
・オリエンテーション
・自己紹介
・講義(データサイエンス概論、本インターンのアウトプット説明)
・個人ワーク(研修用モデルケースのデータ確認~分析)
▽2日目
・講義(探索的データ分析の基礎)
・個人ワーク(データ分析)
▽3日目
・個人ワーク
・講義(データサイエンスによる企業の意思決定)
▽4日目
・グループワーク(3日目までの個人ワークの結果を持ち寄りグループディスカッション)
・講義(データサイエンスにおけるプレゼンテーション)
▽5日目
・グループワーク~グループ発表
・講評
・学生のみなさんからコメント発表
・会社説明等
・懇親会
D4cプレミアムのインターンシップでは、活躍中の現役データサイエンティストが講師として登壇します。講義中に疑問に思ったことはもちろん、お昼休憩時間には気軽に話せるチャンスも! 実際のプロジェクトに携わるメンバーの生の声を聞ける、またとない機会です。
さらに、インターン最終日の懇親会には、講師陣だけでなく、若手のデータサイエンティストも参加します。キャリアのこと、仕事のやりがい、会社のことなど、気になることを直接聞ける絶好のチャンスです。
この5日間で、データサイエンティストとしてのキャリアを具体的にイメージし、あなたの未来に役立つヒントをたくさん見つけてください! きっと、あなたのデータサイエンティストへの一歩を力強く後押ししてくれるはずです。
5daysインターンの様子
2024年に開催した5daysインターンの様子を画像でご紹介します。
◆グループワーク
インターンに参加される学生の皆さんはほぼ初対面の状態からスタートしますが、5日間みっちりコミュニケーションをとることで仲間意識が生まれます。
◆お昼休憩
ランチタイムにはお弁当をご用意しています。データサイエンティストとして活躍中のメンバーも同席しますので、進路のことやお仕事を決める上で気になっていることなどをぜひ質問してみてください。
◆最終日のプレゼン発表
5日間取り組んできた成果の集大成を、最終日には全員の前で発表していただきます。緊張した様子が伝わってきましたが、それぞれ工夫が凝らされた素晴らしいプレゼンテーションでした。
◆講師からの講評
講評ではグループごと作成いただいたプレゼンについてそれぞれ「どこが良かったか」「どのようにするとさらに良いか」という話や、それぞれのグループからの質問を受けていましたが、他グループの公表時も含めて皆さま真剣にメモを取りながら聞いていました。
プレゼンテーション後には講評として、グループごとに詳細なフィードバックを行いました。
各グループの発表に対し「どこが特に優れていたか」そして「さらに発展させるためにはどうすれば良いか」という、具体的な視点からのアドバイスを共有し、皆さんからいただいた質問にも一つひとつ丁寧にお答えしました。
この講評を行っている間、皆さんが真剣な眼差しでメモを取りながら熱心に耳を傾けていたのがとても印象的でした。自分たちグループへのフィードバックだけでなく、お互いの発表から積極的に学びを得て、次へと活かそうとする皆さんの真摯な姿勢が伺えました。
参加者の感想
2024年に5daysインターンへご参加いただいた皆様へのアンケートでは、参加者のほぼ全員が「満足した」「楽しめた」と回答してくださいました。
この結果は、5daysインターンを通し、データサイエンティストという仕事の面白さや、実践的な学びを皆様にご提供できたことを示していると大変嬉しく思います。
アンケートでいただいたコメントを紹介します。
・学術用のデータと商用データで取扱い方が異なるといったことや、対象者が誰なのかを意識したプレゼンの仕方など、学校では勉強できない実務的な観点を学べて大変有益だった。
・データサイエンティスト職が社会を良くしていくということが実感でき、素晴らしいと感じた。
・グループワークでは、同じデータを扱っているのにすべてのグループで異なる発表結果となった。同じデータを分析しているのに人によって分析の方法や視点、考えるプロセスや計算方法などが異なり新たな知見を得ることができた。
・データ分析の能力だけでなく顧客の業務知識、顧客のビジネスモデルを理解するビジネススキルも重要であるといった点が大きな気づきとなった。
・データ分析を行う上での技術面だけでなく、プレゼンの仕方など実務で役に立つことまで教えて頂き非常に実りのある5日間だった。
・フィードバックが的確でこの企業で成長したいと思えるインターンだった。お互いに学び合えるような環境で相談しやすかった。
・短期では実感しにくいようなコミュニケーションの重要性や、データサイエンスの詳細等を学ぶことができた。また、自分自身からは思い付かないような発想や提案を他の参加者や講師の方から学ぶことができ非常に有意義な時間となった。
おわりに
人生において大切な、ひとつの選択を控えた学生の皆さん。
この時期に大切なのは、より多くの選択肢を持ち、自分の可能性を広げることです。
D4cプレミアムの5daysインターンシップに参加し、その後入社を決めたメンバーからは、「就職活動を行う上で、視野が広がった」「インターンに参加して初めて、仲間と分析について語れる楽しさを知った」といったうれしいお声がありました。
就職活動を始める前に企業のインターンへ参加することは、学生の皆様にとって選択肢の広がるとても貴重な機会だと思います。ぜひこの機会を活用し、より充実した就職活動を行ってくださいね!
メンバーにインタビュー!このシリーズでは、若手からシニアの様々なメンバーに、データサイエンティストになろうと思った経緯やD4cプレミアム/データフォーシーズとの出会い・印象に残っているプロジェクトなどについてお届けします!
今回お話を伺うのは、2019年に新卒採用で入社された橘さん。現在は親会社のデータフォーシーズに所属し、データサイエンス分野のスペシャリストである「マイスター」としても活躍されています。
自己紹介
ー まずはじめに、D4cに入社した経緯を教えていただけますか?橘さんは新卒入社でいらっしゃいますよね?
はい、2019年に新卒で入社しました。大学では工学部精密工学科で修士課程を終え、博士課程に進んだのですが、徐々にアカデミックの世界に違和感を覚え、ある時、就職を決意しました。そんな時大学で行われた企業説明会でたまたまD4cの話を聞き、統計やプログラミングはかじったことがある程度だったんですが、データサイエンスって面白そう!と感じて応募したのがきっかけです。
ーなるほど、現在はどんな業務を担当されていますか?
入社7年目となり、現在は主に飲食業界のお客様のプロジェクトリーダーを務めています。リーダーとして全体を統括しながらも、自ら手を動かし実務も行っています。2年以上同じお客様のプロジェクトに携わっており、マーケティング施策や店舗オペレーション改善のためのデータの可視化、AIを活用した分析・解析など、業務範囲は多岐にわたります。様々な部署の方と連携しながらプロジェクトを進めています。
ー大変なことや苦労してることなどはありますか?
様々な部署の方から多種多様な依頼をいただくことに最初は慣れず、苦労しました。しかし今では、一つ一つできる限り丁寧にかつスピーディーに対応することを心がけ、またその積み重ねが信頼関係を築く上で重要だという気づきを得ることができました。
もともと自分は一つのことをじっくり集中してやっていくことが得意なタイプではあるんですが、今では大概のことでは動じない精神力とマルチタスクをこなす力が鍛えられました。
マイスターとしての活動
ー 橘さんといえば、弊社独自の役職である『マイスター』としても活動されていますよね。マイスターについて詳しく教えていただけますでしょうか?
はい。一般的な企業では、キャリアパスとして管理職を目指す道がイメージされると思いますが、弊社には、それとは別にデータサイエンスの専門性を深め、技術的な側面から会社に貢献する「テクニカル系役職:Meister(マイスター)・Professor(プロフェッサー)」職というキャリアパスもあります。
私は現在マイスターとして、主に社内メンバーの技術力向上と、将来的には社外へのブランディング活動に取り組むことをミッションとしています。現状はマイスタープロフェッサーワーキンググループ(以下WG)での社内向け活動が中心ですが、インターンシップの講師や、大学でのデータサイエンス集中講義など、今後は社外向けの活動も強化していきたいと考えています。
ー なるほど。『マイスタープロフェッサーWG』とはどういったものでしょうか?
もともとマイスターは少数しかおらず、マイスターだけで活動するにはできることが限られてしまうので、ワーキンググループを立ち上げ、他のメンバーにも協力してもらいながら活動しています。
※ワーキンググループについての詳細はこちらの記事もご参照ください。
WGとしての具体的な活動は以下の4つです。
1. MS評価(Multifaced Skills評価)項目の改善提案
MS評価とは弊社の評価制度で、メンバーの「スキル・ナレッジ」面を強化・成長させる目的で設計されています。
当WGでは、毎年MS評価の評価項目が「当社のメンバーとして本当に必要なスキルセット」であるかを確認し、且つより公正な評価となっているかという視点で修正案を作成し、会社に上申していくという活動を行います。
社内の評価制度の修正案を提案していくこと自体、関われる会社って少ないんじゃないかなと思います。会社にもメンバーに対しても影響は大きいので、すごく貴重な作業に関われていると感じますし、とてもやりがいのある作業です。
2. トライアル資格制度の運用
弊社には「会社認定資格制度」があり、認定された資格を取得したメンバーに対し、受験費用の補助とMS評価への加点というメリットを提供しています。
この会社認定資格の種類を拡充することは、メンバーの資格取得意欲を高め、モチベーション向上に繋がると考えています。そのため、私たちは常に資格に関する最新情報を収集し、業務に役立つ新たな資格を積極的に導入する活動を行っており、この一連の取り組みを「トライアル資格制度」と呼んでいます。
今月は「トライアル資格体験会」イベントを開催しました。新しい資格の実際の試験問題に触れながら参加者と一緒に解答し、その後、詳しい解説を行うことで、メンバーが新たな資格取得へ踏み出すきっかけとなることを目指しました。
3. Kaggle報奨制度の利用普及
データサイエンスのコンペティションプラットフォームであるKaggleへの参加をWGとして促進しております。Kaggleに参加することで座学だけでは得られない実践的なスキルや経験が身に付きますので、参加者を増やして浸透させるのが目的です。一定の成績を残すと報奨金も出ますのでどんどん挑戦してもらいたいです。
Kaggle参加促進の一環として、昨年は「データ分析会」というイベントを開催いたしました。これはオンライン形式で参加者に、実際にKaggleで使用されるデータを渡し、その場の短い時間でデータ分析をしてもらいます。参加者に画面共有してもらいながらその分析の様子をマイスターが実況中継し、解説を加えていきます。
「今、〇〇の作業をしていますね」
「あ、ここはこうした方が効果的かもしれませんね」
なんて言いながら解説します。主催側の本人たちも楽しかったのですが、初開催の割に参加してくれたメンバーが思ったよりも多く、参加者からの評判もよかったので、継続していきたいと思っています。Kaggleのコンペティションで実際に使われるデータに触れることができるので、Kaggle参加を躊躇しているメンバーにむけて、よい起爆剤になると考えています。
4. テーマ別ナレッジ作成
こちらは、新人研修後から実務へスムーズに移行できるよう、実践的な課題を用いたナレッジを作成・共有しています。研修と実務ではギャップが生じることが多いので、その対策です。
例えば、実際の案件では研修中には教わらないような「一筋縄では行かない」データを扱うことが多く、それを事前に経験するための課題を、昨年4本リリースいたしました。
これは自分の新人時代に躓いた部分を再現していて、先に失敗を経験しておく大切さなんかも新人メンバーに共有できたらと思っています。
ーマイスター/プロフェッサーWGの活動は高度な専門知識やスキルが求められると同時に、データサイエンティストとして成長したい方にとって非常に魅力的な環境であるとも言えますね。
その通りです。WGの活動を通してメンバーには「自分もマイスターを目指したい!」と感じてもらえると嬉しいですね。マイスター職は、週の稼働時間の一部をマイスター活動に充てることが認められています。常に新しい知識やスキルを習得し、他のメンバーにとって模範となる存在であることが求められるため、自身の成長を強く意識できる環境に身を置くことができます。
ー若いメンバーからも どんどんマイスターを目指す人が増えてほしいですね!
社内交流への想い
ー ところで、橘さんが発起メンバーの一員である「ボドゲ会」という社内サークルがあると伺いました。どのようなサークルでしょうか?
これはボードゲームが好きなメンバーが集まって楽しく遊ぶ会です(笑)。コロナをきっかけに社内交流の機会が減ってしまったことがずっと心の中に引っかかっていたんです。特に年次の離れたメンバー間のコミュニケーションが取れてない気がして。金曜日の業務後に会社の会議室で気軽に参加できるような集まりを1年前にやり始めました。
今まで4回ほど開催したのですが、新卒メンバーから、ベテランの先輩までたくさん参加してくださって、コミュニケーションの活性化としてかなり効果があったと思います。特に若手メンバーにとってはかなりいい機会になったんじゃないかと思います。気軽に頼れる先輩や仲間が増えると業務においても心強いものですから。今後も定期的に開催していきたいと思います。
ー ゲームを通じて自然とコミュニケーションが生まれるのは良いですね。
ボードゲーム以外の趣味はありますか?
十数年前から将棋にハマり、勉強して段位も取りました。今は休日に行きつけの将棋クラブに行き、常連と指すくらいに落ち着いています。今、社内にはあまり「将棋好き」メンバーがいないので、もしそういう人が現れたら、ぜひ対局したいですね!
ーいいですね。今の若い世代のメンバーを見ていて何かアドバイスはありますか?
そうですね、D4cには「みんなで成長していこう」という強い風土があり、先輩たちは質問に対して親身になって教えてくれます。聞かれることを喜んでくれる人が多いので、遠慮せずにどんどん質問してほしいですね。
あとは、自分のやりたいこと、なりたい姿をどんどんアピールしてほしいと思います。個々の意向を尊重し、やりたいことをサポートしてくれる社風もあります。年4回あるノウハウプレゼン大会や朝礼など、自己表現できる場をうまく活用してアピールしてほしいです。
データサイエンティストを目指すあなたへ
ー D4cで活躍してるデータサイエンティストはどんな方が多いのでしょうか?
データ分析や解析というのは、お客様の課題解決のための手段であり、目的ではありません。そのため、お客様が抱える課題を丁寧に聞き出し、その本質を理解するためのコミュニケーション能力や、ビジネス全体を見通すビジネススキルが非常に重要になります。こうした背景から、優れた分析能力や思考力(いわゆる「地頭の良さ」)はもちろん、それらの能力と高いコミュニケーションスキルを活かして、お客様の課題解決に真摯に取り組める方が私たちのチームで多く活躍しています。
さらに、特定の分野に限定されることなく、未知の領域にも果敢にチャレンジし、新しい知識やスキルを積極的に吸収していこうとする旺盛な知的好奇心と学習意欲をお持ちの方にとって、当社の環境は刺激的で、大きな成長を実感できる場所になると思います。それができるデータサイエンティストはどんどん活躍の場を広げて飛躍しています。
ーありがとうございます。最後にデータサイエンティストを目指す方にメッセージをお願いします。
私も入社前は、データサイエンティストに華やかでスマートなイメージを持っていましたが、実際は地道な作業の積み重ねです。ぜひそこは知っておいてほしいです。ただ、そんな緻密な作業を積み重ねることでデータから有益な結論を導き出し、お客様の課題解決に貢献できたときは、大きなやりがいを感じられます。
もしデータサイエンスに興味があるのであれば、ぜひ経験未経験を問わず、挑戦してほしいと思います。
加えて言うと、現代には便利な分析ツールもすでに多く存在していますが、弊社データサイエンティスト達は「どんなデータを、どの手法で分析するのか」という本質的な部分から考察し、データから正しい解釈を導き出し、そして実現可能な課題解決策の提案を行っていくという非常にプロフェッショナルな業務にあたっています。
そんなプロフェッショナルなデータサイエンティストとして成長したいという熱意のある方と、是非一緒に働きたいですね。
ーデータサイエンティストとしての専門性を追求し、社内外への貢献を目指すマイスターとして活躍されている橘さん。その冷静かつ情熱的な語り口から、データサイエンスと若手育成への深い愛情が感じられるインタビューでした。これから益々のご活躍を期待しております。たくさんのお話をありがとうございました!
(書き手、撮影:安倍)
2025年3月、株式会社D4cプレミアムのメンバーが、一般社団法人金融データ活用推進協会と金融庁が共催する「第3回金融データ活用チャレンジ」において「精度部門」で10位入賞いたしました。
△授与された賞状。とても誇らしいです!
本コンペティションは、1,544名(うち金融機関勤務者601名)が参加した金融業界最大のデータ分析コンペティションであり、今回は「生成AIを活用した資産運用アドバイス」をテーマに、高度なデータ分析力と斬新なアイデアが競われました。
今回の「金融データ活用チャレンジ」での入賞は、個々の技術者としての成長はもとより、ひいては会社の技術力向上、そしてブランドイメージの向上にも大きく貢献いただく素晴らしい成果となりました。
△受賞式当日の皆さん。晴れやかな笑顔が印象的です。
この多大なる貢献に感謝の意を表し、社内にて特別褒章を授与いたしました。社内に向けた、メンバーの登壇コメント一部をご紹介いたします。
▽坂田さん
今回のコンペは生成AIを使い、RAGを構築してみようという内容でした。
使用するツール・LLMの選定から始まり、データベースからの検索・回答手法やプロンプトエンジニアリング、パラメータ調整などを3人で役割分担して実施していきました。
今回のコンペに出場するにあたり生成AIについて粘り強く学び、このような素晴らしい賞を受賞することができ嬉しく思います。中長期的な視点で、会社の力になれるよう貢献していきたく思っています。
▽青木さん
新しい技術を身につけたいと思いコンペに挑戦しました。メンバーと取り組んだことで良い刺激を受け、モチベーション高く多くのことを学ばせていただきました。表彰式当日は外部のデータサイエンティストの皆さんを目の当たりにし、自分自身の技術をもっと高めていきたいという気持ちにもなりました。また、「D4c」として表彰いただき会社の発信にもつながったことを嬉しく思います。今後もコンペ参加や、自身の自主的な活動にもつなげていきます!
▽谷口さん
私はRAGシステムの設計とコーディングを担当いたしました。最初に構築したシステムは精度が低かったのですが、諦めずに学習と試行錯誤を重ねる中で、少しずつ精度を向上させることができました。そして最終的には入賞という結果をいただくことができました。諦めずに継続すること、そして最後まで粘り強く取り組むことの重要性を改めて感じています。今回の経験を今後の業務にも活かし、データ利活用に貢献していきたいと考えております。
受賞者の皆さん、誠におめでとうございます!
▽FDUAプレスリリースはこちら
【結果発表】金融業界最大のデータ分析コンペティション「(金融庁共催)第3回金融データ活用チャレンジ」表彰式の開催F
▽表彰式の動画はこちら(金融データ活用推進協会(FDUA)の公式Youtubeチャンネルより)
【ダイジェスト】2025年3月7日 <金融庁共催>第3回金融データ活用チャレンジ表彰式
▽D4cプレミアム公式サイト NEWS
弊社メンバーの外部コンペティション入賞のお知らせ
データサイエンティストという職業は、ビジネス知識・ITスキル・解析ノウハウ、そのすべてを高いレベルで求められます。ただ、必要なのはそれだけではなく、お客様はもちろんチームを組む外部業者様、また社内のメンバーと円滑なコミュニケーションで業務を滞りなく進めていく力や、安心・信頼を得るためのビジネスマンとしての人間力も磨き備えなくてはなりません。
「メンバーの成長」をとても大切に考えるD4cプレミアムが用意した取り組みの一つ、ワーキンググループ(以下WGとする)は、有志で集まった社内のメンバー同志で企画を考え、会社から承認を得て運営・活動するというものです。
このシリーズでは、そんなWGで活動する各グループのメンバーに「活動内容」や「やりがい」「加入を決めた理由」などをインタビューをしていきます。(WG自体の取り組みに関する記事はこちらをご覧ください。)
第一弾の今回は、社内のメディアコンテンツ制作・発信を支援する「メディア活用WG」に取材を行いました!
「メディア活用WG」とは?
採用活動・会社のメディア発信を活性化させる目的で2022年6月に立ち上がったWGです。データサイエンティストならではの知見を活かしたコンテンツ作成で、広報部と協力しながら取り組み、会社のSNS・メディア運用を支援しています。
現在公式noteにて、データサイエンティストを目指す方におすすめの「学習に役立った本」や「資格取得に向けた勉強方法」のような学習系の記事や、メンバーD4cプレミアム入社までの話・業務に関するインタビューをした記事などを発信しています。
△D4cプレミアム公式note
またX(旧twitter)では、データ分析にまつわる豆知識などを中心にコンテンツ作成を行っています。
△D4cプレミアム公式X
求人の応募人数が年間で約2倍UP!
社外へなかなかアピールできていなかった会社の取り組みや社風・働くメンバーの様子。このWGが活動を開始してから、それらが徐々に発信されるようになり、広報部の発信と合わせて現在ではnote記事累計48本、X(旧twitter)はほぼ毎日のように更新されるようになりました。
応募いただく候補者の皆様にも、「記事を読んで、社風がわかり安心して応募できた」「データサイエンティスト自身が書いている学習方法の記事が参考になった」などとお声をいただくことがぐんと増えました。
求人への応募人数は、WG開設前の2022年と翌年2023年を比較するとおよそ2倍増加しています。採用活動の施策は会社全体でも別途行っていますのでこのWGだけによるものではありませんが、活動の成果は確実に出ていると感じます。
リーダーにインタビュー
では、メンバーの皆さんはどんな想いで活動されているのでしょうか?リーダーとして奮闘中の王さんにお聞きしました。
ーまずは、どうしてこのWGに加入しようと思ったのですか?
はい。データサイエンティストならではの目線で会社のメディア発信を行い、採用の面での支援だけでなく、お客様へのアプローチ、ゆくゆくは案件の獲得にもつながればという想いで立ち上がりました。
私が加入した理由は、もともとSNSやメディアの運営に興味があり、メディアでの発信力は今後も大事なスキルになると感じていたからです。
私たちがやっていることに興味を持っていただき、私たちの人生の一部を発信することで「面白い」と感じてくれる方がいたら、会社に貢献できるとともに自分たちの成長にもつながり、両者にとって良い相乗効果が生まれると考えています。
ーこのWGでどのような活動をしていきたいか、またリーダーとして意識していることがあれば教えてください。
「会社と社会のコミュニケーションの窓口になりたい」と考えています。
データサイエンティストは、ただの知識を持つ計算機ではなく、それぞれストーリーを持った人間です。さらに我が社のデータサイエンティストは、皆さん様々な個性を持った人たちばかりです。D4cプレミアムの情報をただ発信して認知度を上げるだけではなく、そんなメンバーが集まったこの会社の面白さを世に伝えたいです。
また、WGメンバーと一緒に有意義で楽しい時間・空間を作りたいと考えています。面白さを発信する集団ですから、WGの中で息苦しい時間を過ごしたら本末転倒です。そのためにリーダーとして、ミーティングにて和やかな雰囲気作りを意識しメンバーの意見を積極的に聞き出したり、率先して新しいことに挑戦し、組織内にチャレンジする雰囲気を醸成するなど工夫して活動しております。さらに、これまで手探りだった業務の整理・改善を行い、途中参画のメンバーや新たな役割を担うメンバーのフォロー・育成に尽力するなどしています。
メンバーにインタビュー
同じくメディア活用WGにて活動されているメンバーにもお話を伺いました。
ーこのWGの活動で得たスキルはありますか?
萩原さん:定期的にファシリテータ・議事録をローテーションしており、会議中に必要な役割の経験ができています。また、執筆した記事を様々な視点からレビューしていただけ、文章構成力が向上しました。そして運営しているnoteやX(旧Twitter)のPV数など、実際のデータを利用したダッシュボード運用の経験を積むことができています。
上甲さん:Xにてデータサイエンス用語の投稿をしているのですが、そちらを通して自身の知識の整理・集積に役立っています。
佐藤さん:グループを運営していくノウハウとして、ファシリテーションスキルや記事執筆に伴う文章作成能力が身についたのではないかと思います。
ーこのWGで今後やりたいことはありますか?
萩原さん:最初に執筆した記事「囲碁界を変えた最強AI・AlphaGoから学ぶ深層強化学習」は、自分の興味ベースでの執筆であったため、次は需要の高いターゲット層や記事のテーマをリサーチして、より多くの方の知見として生かされるものを作っていきたいです。今後も、テーマ決めなど最初の段階から、メンバー同士での話し合いを積極的に行っていきたいと考えています。
上甲さん:Xのフォロワー数を増やすため、運用方法について再考していきたいです。また、会社やメンバーの特徴・魅力を紹介できるような記事の執筆をしていきたいです。
佐藤さん:会社の良さを発信するような記事の作成がしたいです。たとえば、社内で行っているイベントについて特集して、入社してからのイメージができるものを考えています。また、データ分析技術を高めるための学習について、読者の方が読みたくなるようなアイデアを集め、実行していきたいです。
最後に
「記事執筆に興味がある」「会社の認知度向上への貢献がしてみたかった」「デジタルマーケティングに興味がある」など、様々な理由で集まったメディア活用WGの皆さん。写真撮影中も楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
会社がどれだけいい取り組みをしていても、外へアピールできていなければ応募者の方々にはなかなか伝わりません。このWGのおかげで会社のメディア発信がさらに活性化し、「この会社に入りたい」と思ってくれる方々が増え、またそれがWGメンバーのやりがい・業務に役立つスキル蓄積につながっている…とても素晴らしい循環だと感じます。
皆様も、現役のデータサイエンティストならではの視点が詰まったコンテンツをぜひご覧ください。メディア活用WGメンバーの皆さん、ありがとうございました!
(執筆:吉田、撮影:安倍)
メンバーにインタビュー!このシリーズでは、若手からシニアの様々なメンバーに、データサイエンティストになろうと思った経緯やD4cプレミアムとの出会い・印象に残っているプロジェクトなどについてお届けします!
今回お話を伺うのは、キャリアチェンジで入社された吹田さん。現在はマーケティング系の部署にてデータサイエンティストとして活躍されています。
※株式会社データフォーシーズ(以下D4c)は2022年1月に、弊社 株式会社D4cプレミアムと分社化しました。以下入社時のエピソードは当時の社名=「D4c」で記述しています。
自己紹介と学生時代について
ーまずはじめに、簡単に自己紹介をお願いします。
はい、入社4年目の吹田です。現在は調査会社様で広告の効果検証などを行っています。
ー 学生時代はどんなことを学ばれていたんですか?
大学から大学院にかけて心理学を勉強していました。大学では人の悪意や敵意から来る攻撃性の研究で、分析作業を日常的に行っていたのですが、ある程度社会に貢献できるテーマかつ誰も手を触れていない研究がしたいと思い、大学院では行動分析学という学問の手法を利用し「よそ見」の研究などをしていました。
具体的にいうと、運転時の事故につながる「ながら運転」の分析なんかを行っていました。「何かが出てきたらそっちを見る」というのは当然のことなのですが、安全だったところから危険に転じ、状況の変化が起きたときにそちらを見る反応速度が強く影響しているのではないかといった「状況の変化はものを見る上での重要な変数になる」というような研究を行っていました。
行動分析学は統計を使わず、AB分析のようなことを繰り返し原因を追及していきます。ですのでこの大学院時代に、よりエビデンスを強く作りにいくような考え方が身に付けられたと思います。また実験に使用した器具は自分ですべてプログラミングを組んだので、そういったスキルも習得することができました。
ー 勉強以外で夢中になったことなどありましたか?
これは今の趣味にもつながっているんですが、大学1年の頃、友人の誘いから音楽サークルに入り歌を歌うことに夢中になっていました。
大学院卒業後は「仕事だけになって、それ以外に何もなくなるのはちょっと怖いな」と感じ、そこで1度だけ組んだバンドのメンバーに声をかけたことがきっかけで、今もバンド活動を続けています。
多いときは年2、3回、良くしてくださるイベンターの方が主催するライブに出演させてもらっています。私はボーカルがメインだったんですが、社会人になってから音を厚くしたくてギターも始めました。メンバーそれぞれ本業があって、息抜きとして好きに活動しているので純粋に楽しいです。
ー 音楽をやられているんですね!お仕事とはまた全然違った世界があるって素敵ですね。
前職について
ー 吹田さんはキャリア入社とのことですが、前職ではどんなことをされていましたか?
はい。前職では教育現場にいまして、3年ほど予備校講師や家庭教師をしていました。科目は理科がメインで、必要に応じて数学・英語・国語も教えていました。主な対象は高校生でしたが、小・中・大学生をみることもありました。
ー 教育現場にいらっしゃったんですね!どうしてその道を選んだのですか?
実は私自身、勉強が嫌いだったので、同じような子たちにとって勉強のハードルを下げられるような存在になりたかったんです。今の日本の教育業界は、途中で勉強を挫折すると戻れないというイメージがあったんですよね。
大学のフィールドワークで、不登校の学生さんと接する機会があって。「勉強をなんとかしてほしい」と考えている親御さんの想いと、「勉強は苦手だけどなんとか教育には追いつきたい」と思っているお子さんの気持ちに答えられる場所はないかと考えたときに、塾講師にたどり着いたんです。
ーでは、そこから転職しようと考えたきっかけは何でしょうか?
コロナ禍で塾に通う生徒さんが減り、家庭教師としてもご自宅には行けず、なかなか思うように勉強を教えることができなかった期間がありました。また自分の将来を考えたときに、40・50代の教師に親御さんが求めるのは「質の高い教育」で、「勉強が楽しいことを教えてくれる」エンタメ系の教師は、20代が限界かもしれないと感じて。このままだと自分は世の中に置いて行かれると思い、キャリアチェンジを決意しました。
データサイエンティストへの転職活動について
ーでは教育の現場から、データサイエンスの道に進まれたのはなぜですか?
大学から大学院にかけて心理学を勉強していたのですが、その中で自分は統計学にとても強かったんです。その強みを活かせるような職業はないかと調べたところ、データサイエンティストにたどり着きました。「データサイエンティスト」という呼び名も格好いいので、いいなと思っていました(笑)。調べていくうちに、自分に向いているかもしれないと思うようになり転職活動を始めました。
ーD4cとはどのように出会ったのでしょうか?
未経験でデータサイエンティストを目指すのは難しいと転職エージェントに言われていたのですが、少し時間がかかってもいいから、とデータサイエンス一本で探していました。色々な会社を紹介してもらった中でD4cを知りました。
ー D4cの面接で印象に残っていることはありますか?
面接官の方がとてもフレンドリーにお話をしてくださったことが印象的でした。二次面接でプレゼンをする機会があったのですが、私はデータサイエンスを専門にやってきたわけじゃなかったので、発表内容も大学時代の研究の話と分析中心の話ではなかったんですが、しっかり聞いてくださって、質疑応答も密にしていただきコミュニケーションもとれたのでとても好印象でした。
ー D4cに入社を決めた理由は何でしょうか。
お話しした上層部のみなさんの空気感もとてもいいなと思いましたし、話をしっかり聞いてくれる現場なのかなと想像できました。一緒に仕事がしたいと思ったのと、自分のスキルも伸ばせるように思い、面接を重ねるうちに志望度がどんどん上がっていきました。
あと、金融・マーケティング・ライフサイエンス…3つの軸があって、最近だとモビリティの分野もやっていると聞き、そこから派生するように案件が多種に渡るところも決め手でした。何かに特化した業界に入りデータサイエンティストとしてのキャリアを築くと、その分野に特化した経験しか積むことができないのではないかと感じていて。D4cなら、幅広いノウハウを身に着けられるのではないかと感じました。それは、入社した今でも実感していることです。
業務について
ー入社後、研修を受けられたと思いますが、いかがでしたか?
はい。3ヶ月ほどの入社時研修を受けさせてもらい、基本から応用まで丁寧に学ぶことができとても充実した内容でした。色々な言語でのプログラミング習得も行えて、手法モデルの統計的知識の底上げにもなりました。特にデータサイエンス未経験の方にはものすごく価値のある研修だと思います。
ー最初の案件はどういったお仕事でしたか?
最初は広告系の案件から生まれたタスクで、とある旅行予約サイトでどういった旅行先があるのかピックアップするといった、スクレイピングのようなデータ集めの作業を行いました。データ解析中心の作業ではなかったですが、加工方法などプログラミングの面で入社時研修で学んだことを活かしつつスムーズに作業ができたと思います。
ー印象に残っているお仕事はありますか?
入社してからこれまで4、5件ほどの案件を担当させていただき印象に残っているのは…最初の頃の業務で、全国の病院のデータをリスト化し都道府県別のCSVデータにした案件です。
自分なりに工夫し整えてお渡ししたら、後日上司から「データが綺麗で後続の解析がスムーズだった」と良い評価をいただき、とても嬉しかった記憶があります。
業務について
ーデータサイエンティストに転職してよかったですか?
よかったです。解析結果に対する解釈・このデータから何を言えるかということを考える事や、あまりその分野に詳しくないお客様でもわかりやすいようご説明する事など、もともと持っていた自分の得意な部分を活かしつつ、成長できていると思います。
お客様も含め、周りの方々と知恵を出しあい何かいいものを作り出すというポジションはやりがいがありますし、よりよく意見を折衷するためのスキルを身に着けるといった勉強も進めています。
ーD4cプレミアムの魅力はどんなところだと思いますか?
自分の可能性を見出せるところ。色々なバックボーンをお持ちの方がいるので、自身のキャリアをどうしたいかということを描きやすいように思います。リーダー・マネジメントスキルを極める方もいれば、プレイヤー専門で技術を極めていく方、ライフサイエンス・金融・マーケティングそれぞれの分野に特化して極めていく方、また全部をオールラウンドで出来る方…本当にたくさんいらっしゃるので、そういった先輩方を見ていると自分のこの先も楽しみになります。
ーこれからの目標について教えてください。
プレイヤーとして極めていきたい気持ちはありつつも、マネジメントにも興味があります。人の得意不得意を見極めたり人間関係の相性なんかを考えるのも好きなので、自分ではそういう道が向いているんじゃないかなと思っています。
ー最後に、応募者の皆さんにメッセージをお願いします。
データサイエンティストは「自分はこうありたい」と思う働き方をそのまま実現できる職業なんじゃないかなと思っています。コンサルティングに寄せようと思えば寄せられますし、エンジニアにも寄せられますし、プロジェクトマネージャーにと思えばそんな働き方もできます。
また、これをやりたいといった明確な希望がない方でも、D4cプレミアムであれば「こういうことをするのもデータサイエンティストなんだ」と思えるような、多種多様なキャリアを進まれている方々がいるので、皆さんの可能性も広がると思います!
ーひとつひとつの質問にとても丁寧に答えてくださった吹田さん。「とても楽しく働いています」と笑顔でお話しくださったことがとても印象的でした。周りのメンバーを良く見て、コミュニケーションを大切にしているからこそ、思い描くキャリアパスも幅広く明るいのだと感じます。これからのご活躍も期待しております。たくさんのお話をありがとうございました!
(書き手・撮影:吉田)
データサイエンティストという職業は、ビジネス知識・ITスキル・解析ノウハウ、そのすべてを高いレベルで求められます。ただ、必要なのはそれだけではなく、お客様はもちろんチームを組む外部業者様、また社内のメンバーと円滑なコミュニケーションで業務を滞りなく進めていく力や、安心・信頼を得るためのビジネスマンとしての人間力も磨き備えなくてはなりません。
D4cプレミアムは「メンバーの成長」をとても大切に考えており、そのメンバーの成長を支援するため、長年の実績・ノウハウを詰め込んだ育成プログラムや、様々な制度・仕組みを用意しています。
今回は、D4cプレミアムがメンバーの成長のために用意した取り組みの一つ、「ワーキンググループ(以下、WGとする)」について紹介します。
「WG」とは何か?
WGは、有志で集まった社内のメンバー同志で「こうしたら会社がもっと良くなる」という企画を考え、会社へ提出し、承認が下りれば運営業務を立ち上げることができる仕組みです。
帰社日である毎週月曜午前中の数時間を使いミーティングを開催したり作業を行います。稼働時間に対し会社からの支払いも発生します。
D4cプレミアムでは「データサイエンスに留まらないスキルの習得は、個人の市場価値を大きく押し上げる」と考えており、”データサイエンスのスキルだけでなく、人間力・ビジネス力を高め、成長してもらいたい” といった会社の想いから、2020年9月頃に立ち上がり、若手メンバーを中心に今も続いている取り組みです。
例えばどんな「WG」があるのか?
2024年9月現在、社内で稼働しているWGは10種類ほどあり、以下が一例です。
■ノウハウプレゼン大会進行支援WG
年4回行っている会社イベント、ノウハウプレゼン大会の準備から当日運営、改革案の検討を行う。
■社内WikiWG
メンバーが持つ知見を社内全体で共有する「社内Wiki」の運用を通じ、技術ノウハウの集積を行う。
■メディア活用WG
データサイエンティストならではの目線から会社のメディア運営を支援。公式SNSやnoteにて発信を行う。
■社内リレーションWG
朝礼運用改善やランチの場提供※など、社内コミュニケーションを活性化させるための企画・実施を行う。
(※ランチコミュニケーション:メンバー全員を対象に、月数回ランダムな組み合わせでランチに行く取り組み)
■Office Event Planning WG
社員が集まり交流を行う社内イベントの企画・開催を行う。
など
なぜWGの活動が個人の成長につながるのか?
忘年会の企画を考えるWGを例に取り上げます。(D4cプレミアムでは「そういったイベント事は1年目の仕事だ」という考え方は時代に合っておらず、やりたいと思ってくれる方に企画していただくのが良いと考えています。)
単に忘年会を開くにも、様々なことを考え進めていく必要があります。
例えば、
・社員全員を呼ぶのか、お世話になったお客様までお声がけをするのか?
・開催する場所は?
・リアルでの開催かオンラインでの開催か?
・時期はいつにするのか?
など、様々な論点を洗い出し、整理した上で準備を進めていくには「プロジェクトマネジメント能力」が必要です。
また、
・会の中で何をすべきか?
・どうしたら皆さんに楽しんでもらえるか?
などを考えることは「企画力」につながります。
こういった経験は、特に若手のうちは業務内で得られる機会が少ないこともあり、データサイエンスの業務だけではなかなか身に付けることが難しい能力です。
社内のWGでこれらを経験することは、本番である「業務」に向けた、いわば訓練にもなります。時には上手くいかなかったり失敗も経験し、仲間とともに改善を繰り返し試行錯誤しながら進めていくことで、人間に深みが出て、さらに成長していくと考えています。
WGについてメンバーにインタビュー
現在WGにて活躍・過去に活動していたメンバーにインタビューしました。
「スキル面での成長もありますが、普段なかなか関わりのない他部署のメンバーとコミュニケーションを取れる貴重な機会でもあり、何気ない会話を通し、知らなかった他分野の業務の様子を知ることができるなど、WGの活動を通して得るものはたくさんあります。」(3年目 Fさん)
「グループを企画・運営するノウハウを学ぶことができ、普段の業務とは別のメンバーとのコミュニティーを作ることができた。(1年目 Sさん)」
「企画し推進していく力やファシリテーションのスキル、若手のうちは業務で経験できないマネジメント能力なども身に付けることができると感じます。」(3年目 Sさん)
「WGの活動を通じ、会社の文化や仕組みを感じ取ることができました。」(2年目 Yさん)
「WGで活躍している(した経験を持つ)メンバーは、業務面でも能力が高いと感じます。」(役職者メンバー)
最後に
「会社をより良くしていくアイディアがメンバーから生まれ、会社がそれに見合う対価を支払い、その活動自体が個々のメンバーの成長を促しさらに会社が発展していく」このサイクルが先輩から若手に受け継がれ、長く続いているというのは素晴らしいことです。
D4cプレミアムのメンバーは物事に対する積極性が高く、メンバー同志の日常のコミュニケーションがとても活発なのですが、その理由の1つがWGにあるのだと今回の取材を通じて感じました。
今後、WGにスポットをあてた取材も予定しています!
(執筆:吉田)
メンバーにインタビュー!このシリーズでは、若手からシニアの様々なメンバーに、データサイエンティストになろうと思った経緯やD4cプレミアムとの出会い・印象に残っているプロジェクトなどについてお届けします!
今回取材したのは、キャリアチェンジで入社されたRさん。前職はまったくの異業種で経験を積まれており、とても興味深いお話を聞くことができました!
自己紹介
ーまずはじめに、自己紹介と入社前の経歴を簡単に教えてください。
私は大学で数学を学び、卒業後は中学校の数学教師として4年間数学を教えていました。高校時代に恩師から教師になってみないかと薦められたことがきっかけで教師を志しましたが、中学校の教員の仕事は様々で、学級担任はもちろんですが部活動の顧問や行事の企画運営、給食指導から清掃指導など多岐にわたりました。
大変だったことといえば、着任後に特に研修などもないまますぐに授業を行うので、毎日次の日の準備に追われ教職についてからの1,2年目はとても苦労しました。しかし、その分やりがいもあって、子ども達と本気で向き合うため、人間1人1人の成長を間近に感じることができるとても良い職業だったと感じています。
教師というのは、コミュニケーション能力が非常に重要な職業なんです。例えば生徒や保護者の方々とお話をする中で、困り事や悩みなど、本人でもなかなか言語化が難しい根本的な課題を見つけ、ともに解決していく力が必要不可欠となります。私自身も、最初はとても無理だと感じていたスキルですが、徐々に生徒の課題解決ができるようになり、そこにやりがいを感じることも多々ありました。
本気でぶつかり合い、苦楽を共にすると、担任クラスの生徒たちから、サプライズで色紙やメッセージをもらうこともありました。正直とても感動しましたね。そういったつながりが自分を人間として成長させてくれたと思います。
ーでは、数学教師からデータサイエンティストを目指すことになったきっかけはなんですか?
数学を学び教えていたこともあり、いつか数学を社会のために役立てている仕事をしてみたいとずっと考えていました。
大学時代は代数学を専攻しており、統計学にはそこまで深い理解がなかったのですが、統計学の教授からデータを扱う仕事としてデータサイエンティストという職種があると聞いて興味はもっていました。しかも、現代の企業では多くがデータを分析したりいろいろと利活用しているとのことでしたので、漠然と面白そうだなとは思っていたんです。
教師をしながら、社会や企業の課題をデータを用いて解決するというデータサイエンティストへの憧れと、日々成長し多くを学んでいく生徒たちの姿を見る中で、私自身も新たなことに挑戦したいという思いから、データサイエンティストを目指すようになりました。
D4cプレミアムを選んだ理由
ー今最終的にD4cプレミアムに入社を決めた理由は何でしょう?
未経験からデータサイエンティストを目指すにあたり、私が1番重視したことは研修の充実度です。転職活動中に他社も何社かお話を聞いたりしましたが、ここまで入社前研修が整っている企業はなかったので、入社前の面接の際にこれらの研修のことを聞き、入社の決め手となりました。
実際、D4cプレミアムに入社して1か月はプログラミング言語を3~4種類と、統計学に関する基礎知識の研修があります。主に動画で講義を受け課題に取り組みますが、フロア内には実際にデータサイエンティストとして活躍している先輩方がいて充実した環境で研修を受けることができました。
データサイエンティストとして、実際に現場に出て業務に従事してから学ぶことのほうがもちろん多いですが、現場に出る前にある程度の内容を予習しておくことで、未経験の私でもスムーズに業務に合流することができました。
ー未経験からの転職で不安なことも多かったと思いますが、プログラミング等はどのように学習されましたか?
入社前は、プログラミングスキルが皆無だったため、PythonやRなど統計で広く活用されているプログラミング言語から自分で学習を始めました。最初は参考のコードをまねることから始め、徐々に構文を覚えていきました。統計学の勉強としては統計検定のテキストを用いて学習を行っていました。
入社後は、研修でPython、SAS、SQL(google BigQuery)、統計学、機械学習でそれぞれ研修資料があり、テーブルの結合やカラムの作成などの基本的な知識や機械学習モデルの構築、ロールプレイング研修などの実践的な内容まで1か月間はきっちりと学ぶことができます。理解が不十分な点や、実際にプログラムを実行してみてもエラーが出て自己解決が難しい場合は講師の方に気軽に質問することができます。
私の場合は同時期に入社した新卒社員のみんなと教え合いながら学習をしました。中途採用の方は案件にアサインされるまでの期間が新卒と比べて若干短いので、従事する案件が決まった後アサイン先で使用する言語を学習することもできます。
ーなるほど、整った研修体制で安心して入社できたということですね。入社研修後もメンバー同士で気軽に情報共有する風土はあるんでしょうか?
そうですね、メンバー同士でおすすめの本や資格取得のための勉強法など様々な情報を投稿したりして活発にコミュニケーションをとっています。入社前に読んでおけばよかったと思うものも多くありますし、現在でも活用しています。普段はお客様先へ出向している社員の方々も月曜日は本社に集まりミーティング等を行っています。直接顔を合わせて話せるため情報交換も活発に行うことができます。
ー異業種から転職して、前職から現在に活かされている能力やスキルなどはありますか?
教師時代は授業や面談など、人と関わり、相手の考えや思いなどを理解する場面が多くありました。相手が何を伝えたいのか、どのようになりたいのか、コミュニケーションを通して探っていく経験は今に生きていると感じます。
また、現在は人前で何かを説明する機会が多くあります。教員時代には授業をする際、どのポイントが躓きやすいかや理解が難しいと生徒が感じる部分はどこだろうなどと考えて取り組んでいました。現在の業務でプレゼンや説明を行う際にこの習慣は活きていると感じます。この点では前職で培ったスキルや能力を活かせるので自信をもって業務に当たれています。
ーなるほど。しっかり今まで培ってきたコミュニケーションスキルが役立ってるんですね。今ハマっていることや、空き時間にしている趣味などありますか?
今ハマっていることは、大学時代に行っていた数学の勉強と、前述しました新たなITスキル取得のための勉強です。また、ランニングも趣味です。学習や問題解決で行き詰まった時は、外に走りに行くと良いアイデアが浮かんだり集中力が増したりするので、おすすめです。

今後のキャリアについて
ーこれからの目標・やってみたいことについて教えてください。
これからの目標は、新たなITに関する知識やデータ分析ツールを勉強することです。新しい技術の開発や研究が盛んに行われている業界ですので、自分自身のスキルを高め続けることは必須です。特に今はクラウドサービスに関する学習に力を入れており、1から環境を構築できるようになることが目標です。
キャリアチェンジを考えている方へアドバイス
ーでは最後に、同じようにデータサイエンティストに興味はあるけど未経験がゆえに踏みとどまっている方にアドバイスをお願いします!
データサイエンティストとして必要とされる知識や技術は、今後どのような仕事にも役立つ汎用的な能力だと感じます。D4cプレミアムでは充実した研修と定期的に行われるノウハウプレゼン大会などで日々学び、成長し続けることができると感じています。未経験の私でも現在ではお客様先で解析業務に取り組むことができています。
D4cプレミアムには私のように他の業種から転職してデータサイエンティストとして活躍されている方も多く在籍しております。
今までの経験を生かすことができるのもデータサイエンティストの魅力のひとつです。その分、結果が求められる職種でもあるため、向上心・学び続ける姿勢は必要ですが、自分の能力を生かして社会の課題、お客様先の課題を解決していくことは非常にやりがいを感じます。
色んな業種、業界のお客様がいますので、各顧客ごとのビジネス課題を的確に捉え、ともに課題解決できる一人前のデータサイエンティストになれるよう、頑張りたいと思います。
ありがとうございました!異業種からD4cプレミアムに合流いただいたRさん。前職で培われた高いコミュニケーション能力を存分に発揮し、ますますご活躍いただけるのを楽しみにしております!たくさんのお話をありがとうございました!
(書き手:S 撮影:安倍)