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メンバーにインタビュー!このシリーズでは、若手からシニアの様々なメンバーに、データサイエンティストになろうと思った経緯やD4cプレミアムとの出会い・印象に残っているプロジェクトなどについてお届けします!
今回お話を伺うのは、キャリアチェンジで入社された吹田さん。現在はマーケティング系の部署にてデータサイエンティストとして活躍されています。
※株式会社データフォーシーズ(以下D4c)は2022年1月に、弊社 株式会社D4cプレミアムと分社化しました。以下入社時のエピソードは当時の社名=「D4c」で記述しています。
自己紹介と学生時代について
ーまずはじめに、簡単に自己紹介をお願いします。
はい、入社4年目の吹田です。現在は調査会社様で広告の効果検証などを行っています。
ー 学生時代はどんなことを学ばれていたんですか?
大学から大学院にかけて心理学を勉強していました。大学では人の悪意や敵意から来る攻撃性の研究で、分析作業を日常的に行っていたのですが、ある程度社会に貢献できるテーマかつ誰も手を触れていない研究がしたいと思い、大学院では行動分析学という学問の手法を利用し「よそ見」の研究などをしていました。
具体的にいうと、運転時の事故につながる「ながら運転」の分析なんかを行っていました。「何かが出てきたらそっちを見る」というのは当然のことなのですが、安全だったところから危険に転じ、状況の変化が起きたときにそちらを見る反応速度が強く影響しているのではないかといった「状況の変化はものを見る上での重要な変数になる」というような研究を行っていました。
行動分析学は統計を使わず、AB分析のようなことを繰り返し原因を追及していきます。ですのでこの大学院時代に、よりエビデンスを強く作りにいくような考え方が身に付けられたと思います。また実験に使用した器具は自分ですべてプログラミングを組んだので、そういったスキルも習得することができました。
ー 勉強以外で夢中になったことなどありましたか?
これは今の趣味にもつながっているんですが、大学1年の頃、友人の誘いから音楽サークルに入り歌を歌うことに夢中になっていました。
大学院卒業後は「仕事だけになって、それ以外に何もなくなるのはちょっと怖いな」と感じ、そこで1度だけ組んだバンドのメンバーに声をかけたことがきっかけで、今もバンド活動を続けています。
多いときは年2、3回、良くしてくださるイベンターの方が主催するライブに出演させてもらっています。私はボーカルがメインだったんですが、社会人になってから音を厚くしたくてギターも始めました。メンバーそれぞれ本業があって、息抜きとして好きに活動しているので純粋に楽しいです。
ー 音楽をやられているんですね!お仕事とはまた全然違った世界があるって素敵ですね。
前職について
ー 吹田さんはキャリア入社とのことですが、前職ではどんなことをされていましたか?
はい。前職では教育現場にいまして、3年ほど予備校講師や家庭教師をしていました。科目は理科がメインで、必要に応じて数学・英語・国語も教えていました。主な対象は高校生でしたが、小・中・大学生をみることもありました。
ー 教育現場にいらっしゃったんですね!どうしてその道を選んだのですか?
実は私自身、勉強が嫌いだったので、同じような子たちにとって勉強のハードルを下げられるような存在になりたかったんです。今の日本の教育業界は、途中で勉強を挫折すると戻れないというイメージがあったんですよね。
大学のフィールドワークで、不登校の学生さんと接する機会があって。「勉強をなんとかしてほしい」と考えている親御さんの想いと、「勉強は苦手だけどなんとか教育には追いつきたい」と思っているお子さんの気持ちに答えられる場所はないかと考えたときに、塾講師にたどり着いたんです。
ーでは、そこから転職しようと考えたきっかけは何でしょうか?
コロナ禍で塾に通う生徒さんが減り、家庭教師としてもご自宅には行けず、なかなか思うように勉強を教えることができなかった期間がありました。また自分の将来を考えたときに、40・50代の教師に親御さんが求めるのは「質の高い教育」で、「勉強が楽しいことを教えてくれる」エンタメ系の教師は、20代が限界かもしれないと感じて。このままだと自分は世の中に置いて行かれると思い、キャリアチェンジを決意しました。
データサイエンティストへの転職活動について
ーでは教育の現場から、データサイエンスの道に進まれたのはなぜですか?
大学から大学院にかけて心理学を勉強していたのですが、その中で自分は統計学にとても強かったんです。その強みを活かせるような職業はないかと調べたところ、データサイエンティストにたどり着きました。「データサイエンティスト」という呼び名も格好いいので、いいなと思っていました(笑)。調べていくうちに、自分に向いているかもしれないと思うようになり転職活動を始めました。
ーD4cとはどのように出会ったのでしょうか?
未経験でデータサイエンティストを目指すのは難しいと転職エージェントに言われていたのですが、少し時間がかかってもいいから、とデータサイエンス一本で探していました。色々な会社を紹介してもらった中でD4cを知りました。
ー D4cの面接で印象に残っていることはありますか?
面接官の方がとてもフレンドリーにお話をしてくださったことが印象的でした。二次面接でプレゼンをする機会があったのですが、私はデータサイエンスを専門にやってきたわけじゃなかったので、発表内容も大学時代の研究の話と分析中心の話ではなかったんですが、しっかり聞いてくださって、質疑応答も密にしていただきコミュニケーションもとれたのでとても好印象でした。
ー D4cに入社を決めた理由は何でしょうか。
お話しした上層部のみなさんの空気感もとてもいいなと思いましたし、話をしっかり聞いてくれる現場なのかなと想像できました。一緒に仕事がしたいと思ったのと、自分のスキルも伸ばせるように思い、面接を重ねるうちに志望度がどんどん上がっていきました。
あと、金融・マーケティング・ライフサイエンス…3つの軸があって、最近だとモビリティの分野もやっていると聞き、そこから派生するように案件が多種に渡るところも決め手でした。何かに特化した業界に入りデータサイエンティストとしてのキャリアを築くと、その分野に特化した経験しか積むことができないのではないかと感じていて。D4cなら、幅広いノウハウを身に着けられるのではないかと感じました。それは、入社した今でも実感していることです。
業務について
ー入社後、研修を受けられたと思いますが、いかがでしたか?
はい。3ヶ月ほどの入社時研修を受けさせてもらい、基本から応用まで丁寧に学ぶことができとても充実した内容でした。色々な言語でのプログラミング習得も行えて、手法モデルの統計的知識の底上げにもなりました。特にデータサイエンス未経験の方にはものすごく価値のある研修だと思います。
ー最初の案件はどういったお仕事でしたか?
最初は広告系の案件から生まれたタスクで、とある旅行予約サイトでどういった旅行先があるのかピックアップするといった、スクレイピングのようなデータ集めの作業を行いました。データ解析中心の作業ではなかったですが、加工方法などプログラミングの面で入社時研修で学んだことを活かしつつスムーズに作業ができたと思います。
ー印象に残っているお仕事はありますか?
入社してからこれまで4、5件ほどの案件を担当させていただき印象に残っているのは…最初の頃の業務で、全国の病院のデータをリスト化し都道府県別のCSVデータにした案件です。
自分なりに工夫し整えてお渡ししたら、後日上司から「データが綺麗で後続の解析がスムーズだった」と良い評価をいただき、とても嬉しかった記憶があります。
業務について
ーデータサイエンティストに転職してよかったですか?
よかったです。解析結果に対する解釈・このデータから何を言えるかということを考える事や、あまりその分野に詳しくないお客様でもわかりやすいようご説明する事など、もともと持っていた自分の得意な部分を活かしつつ、成長できていると思います。
お客様も含め、周りの方々と知恵を出しあい何かいいものを作り出すというポジションはやりがいがありますし、よりよく意見を折衷するためのスキルを身に着けるといった勉強も進めています。
ーD4cプレミアムの魅力はどんなところだと思いますか?
自分の可能性を見出せるところ。色々なバックボーンをお持ちの方がいるので、自身のキャリアをどうしたいかということを描きやすいように思います。リーダー・マネジメントスキルを極める方もいれば、プレイヤー専門で技術を極めていく方、ライフサイエンス・金融・マーケティングそれぞれの分野に特化して極めていく方、また全部をオールラウンドで出来る方…本当にたくさんいらっしゃるので、そういった先輩方を見ていると自分のこの先も楽しみになります。
ーこれからの目標について教えてください。
プレイヤーとして極めていきたい気持ちはありつつも、マネジメントにも興味があります。人の得意不得意を見極めたり人間関係の相性なんかを考えるのも好きなので、自分ではそういう道が向いているんじゃないかなと思っています。
ー最後に、応募者の皆さんにメッセージをお願いします。
データサイエンティストは「自分はこうありたい」と思う働き方をそのまま実現できる職業なんじゃないかなと思っています。コンサルティングに寄せようと思えば寄せられますし、エンジニアにも寄せられますし、プロジェクトマネージャーにと思えばそんな働き方もできます。
また、これをやりたいといった明確な希望がない方でも、D4cプレミアムであれば「こういうことをするのもデータサイエンティストなんだ」と思えるような、多種多様なキャリアを進まれている方々がいるので、皆さんの可能性も広がると思います!
ーひとつひとつの質問にとても丁寧に答えてくださった吹田さん。「とても楽しく働いています」と笑顔でお話しくださったことがとても印象的でした。周りのメンバーを良く見て、コミュニケーションを大切にしているからこそ、思い描くキャリアパスも幅広く明るいのだと感じます。これからのご活躍も期待しております。たくさんのお話をありがとうございました!
(書き手・撮影:吉田)
筑波大学主催:博士人材が拓く新しい時代 -NEW ERA OPENED UP BY DOCTORAL TALENT-
2024年10月2日(水)に筑波大学主催『博士人材が拓く新しい時代 -NEW ERA OPENED UP BY DOCTORAL TALENT-』に弊社取締役 和田陽一郎がパネリストとして参加いたします。
データサイエンティストという職業は、ビジネス知識・ITスキル・解析ノウハウ、そのすべてを高いレベルで求められます。ただ、必要なのはそれだけではなく、お客様はもちろんチームを組む外部業者様、また社内のメンバーと円滑なコミュニケーションで業務を滞りなく進めていく力や、安心・信頼を得るためのビジネスマンとしての人間力も磨き備えなくてはなりません。
D4cプレミアムは「メンバーの成長」をとても大切に考えており、そのメンバーの成長を支援するため、長年の実績・ノウハウを詰め込んだ育成プログラムや、様々な制度・仕組みを用意しています。
今回は、D4cプレミアムがメンバーの成長のために用意した取り組みの一つ、「ワーキンググループ(以下、WGとする)」について紹介します。
「WG」とは何か?
WGは、有志で集まった社内のメンバー同志で「こうしたら会社がもっと良くなる」という企画を考え、会社へ提出し、承認が下りれば運営業務を立ち上げることができる仕組みです。
帰社日である毎週月曜午前中の数時間を使いミーティングを開催したり作業を行います。稼働時間に対し会社からの支払いも発生します。
D4cプレミアムでは「データサイエンスに留まらないスキルの習得は、個人の市場価値を大きく押し上げる」と考えており、”データサイエンスのスキルだけでなく、人間力・ビジネス力を高め、成長してもらいたい” といった会社の想いから、2020年9月頃に立ち上がり、若手メンバーを中心に今も続いている取り組みです。
例えばどんな「WG」があるのか?
2024年9月現在、社内で稼働しているWGは10種類ほどあり、以下が一例です。
■ノウハウプレゼン大会進行支援WG
年4回行っている会社イベント、ノウハウプレゼン大会の準備から当日運営、改革案の検討を行う。
■社内WikiWG
メンバーが持つ知見を社内全体で共有する「社内Wiki」の運用を通じ、技術ノウハウの集積を行う。
■メディア活用WG
データサイエンティストならではの目線から会社のメディア運営を支援。公式SNSやnoteにて発信を行う。
■社内リレーションWG
朝礼運用改善やランチの場提供※など、社内コミュニケーションを活性化させるための企画・実施を行う。
(※ランチコミュニケーション:メンバー全員を対象に、月数回ランダムな組み合わせでランチに行く取り組み)
■Office Event Planning WG
社員が集まり交流を行う社内イベントの企画・開催を行う。
など
なぜWGの活動が個人の成長につながるのか?
忘年会の企画を考えるWGを例に取り上げます。(D4cプレミアムでは「そういったイベント事は1年目の仕事だ」という考え方は時代に合っておらず、やりたいと思ってくれる方に企画していただくのが良いと考えています。)
単に忘年会を開くにも、様々なことを考え進めていく必要があります。
例えば、
・社員全員を呼ぶのか、お世話になったお客様までお声がけをするのか?
・開催する場所は?
・リアルでの開催かオンラインでの開催か?
・時期はいつにするのか?
など、様々な論点を洗い出し、整理した上で準備を進めていくには「プロジェクトマネジメント能力」が必要です。
また、
・会の中で何をすべきか?
・どうしたら皆さんに楽しんでもらえるか?
などを考えることは「企画力」につながります。
こういった経験は、特に若手のうちは業務内で得られる機会が少ないこともあり、データサイエンスの業務だけではなかなか身に付けることが難しい能力です。
社内のWGでこれらを経験することは、本番である「業務」に向けた、いわば訓練にもなります。時には上手くいかなかったり失敗も経験し、仲間とともに改善を繰り返し試行錯誤しながら進めていくことで、人間に深みが出て、さらに成長していくと考えています。
WGについてメンバーにインタビュー
現在WGにて活躍・過去に活動していたメンバーにインタビューしました。
「スキル面での成長もありますが、普段なかなか関わりのない他部署のメンバーとコミュニケーションを取れる貴重な機会でもあり、何気ない会話を通し、知らなかった他分野の業務の様子を知ることができるなど、WGの活動を通して得るものはたくさんあります。」(3年目 Fさん)
「グループを企画・運営するノウハウを学ぶことができ、普段の業務とは別のメンバーとのコミュニティーを作ることができた。(1年目 Sさん)」
「企画し推進していく力やファシリテーションのスキル、若手のうちは業務で経験できないマネジメント能力なども身に付けることができると感じます。」(3年目 Sさん)
「WGの活動を通じ、会社の文化や仕組みを感じ取ることができました。」(2年目 Yさん)
「WGで活躍している(した経験を持つ)メンバーは、業務面でも能力が高いと感じます。」(役職者メンバー)
最後に
「会社をより良くしていくアイディアがメンバーから生まれ、会社がそれに見合う対価を支払い、その活動自体が個々のメンバーの成長を促しさらに会社が発展していく」このサイクルが先輩から若手に受け継がれ、長く続いているというのは素晴らしいことです。
D4cプレミアムのメンバーは物事に対する積極性が高く、メンバー同志の日常のコミュニケーションがとても活発なのですが、その理由の1つがWGにあるのだと今回の取材を通じて感じました。
今後、WGにスポットをあてた取材も予定しています!
(執筆:吉田)
メンバーにインタビュー!このシリーズでは、若手からシニアの様々なメンバーに、データサイエンティストになろうと思った経緯やD4cプレミアムとの出会い・印象に残っているプロジェクトなどについてお届けします!
今回取材したのは、キャリアチェンジで入社されたRさん。前職はまったくの異業種で経験を積まれており、とても興味深いお話を聞くことができました!
自己紹介
ーまずはじめに、自己紹介と入社前の経歴を簡単に教えてください。
私は大学で数学を学び、卒業後は中学校の数学教師として4年間数学を教えていました。高校時代に恩師から教師になってみないかと薦められたことがきっかけで教師を志しましたが、中学校の教員の仕事は様々で、学級担任はもちろんですが部活動の顧問や行事の企画運営、給食指導から清掃指導など多岐にわたりました。
大変だったことといえば、着任後に特に研修などもないまますぐに授業を行うので、毎日次の日の準備に追われ教職についてからの1,2年目はとても苦労しました。しかし、その分やりがいもあって、子ども達と本気で向き合うため、人間1人1人の成長を間近に感じることができるとても良い職業だったと感じています。
教師というのは、コミュニケーション能力が非常に重要な職業なんです。例えば生徒や保護者の方々とお話をする中で、困り事や悩みなど、本人でもなかなか言語化が難しい根本的な課題を見つけ、ともに解決していく力が必要不可欠となります。私自身も、最初はとても無理だと感じていたスキルですが、徐々に生徒の課題解決ができるようになり、そこにやりがいを感じることも多々ありました。
本気でぶつかり合い、苦楽を共にすると、担任クラスの生徒たちから、サプライズで色紙やメッセージをもらうこともありました。正直とても感動しましたね。そういったつながりが自分を人間として成長させてくれたと思います。
ーでは、数学教師からデータサイエンティストを目指すことになったきっかけはなんですか?
数学を学び教えていたこともあり、いつか数学を社会のために役立てている仕事をしてみたいとずっと考えていました。
大学時代は代数学を専攻しており、統計学にはそこまで深い理解がなかったのですが、統計学の教授からデータを扱う仕事としてデータサイエンティストという職種があると聞いて興味はもっていました。しかも、現代の企業では多くがデータを分析したりいろいろと利活用しているとのことでしたので、漠然と面白そうだなとは思っていたんです。
教師をしながら、社会や企業の課題をデータを用いて解決するというデータサイエンティストへの憧れと、日々成長し多くを学んでいく生徒たちの姿を見る中で、私自身も新たなことに挑戦したいという思いから、データサイエンティストを目指すようになりました。
D4cプレミアムを選んだ理由
ー今最終的にD4cプレミアムに入社を決めた理由は何でしょう?
未経験からデータサイエンティストを目指すにあたり、私が1番重視したことは研修の充実度です。転職活動中に他社も何社かお話を聞いたりしましたが、ここまで入社前研修が整っている企業はなかったので、入社前の面接の際にこれらの研修のことを聞き、入社の決め手となりました。
実際、D4cプレミアムに入社して1か月はプログラミング言語を3~4種類と、統計学に関する基礎知識の研修があります。主に動画で講義を受け課題に取り組みますが、フロア内には実際にデータサイエンティストとして活躍している先輩方がいて充実した環境で研修を受けることができました。
データサイエンティストとして、実際に現場に出て業務に従事してから学ぶことのほうがもちろん多いですが、現場に出る前にある程度の内容を予習しておくことで、未経験の私でもスムーズに業務に合流することができました。
ー未経験からの転職で不安なことも多かったと思いますが、プログラミング等はどのように学習されましたか?
入社前は、プログラミングスキルが皆無だったため、PythonやRなど統計で広く活用されているプログラミング言語から自分で学習を始めました。最初は参考のコードをまねることから始め、徐々に構文を覚えていきました。統計学の勉強としては統計検定のテキストを用いて学習を行っていました。
入社後は、研修でPython、SAS、SQL(google BigQuery)、統計学、機械学習でそれぞれ研修資料があり、テーブルの結合やカラムの作成などの基本的な知識や機械学習モデルの構築、ロールプレイング研修などの実践的な内容まで1か月間はきっちりと学ぶことができます。理解が不十分な点や、実際にプログラムを実行してみてもエラーが出て自己解決が難しい場合は講師の方に気軽に質問することができます。
私の場合は同時期に入社した新卒社員のみんなと教え合いながら学習をしました。中途採用の方は案件にアサインされるまでの期間が新卒と比べて若干短いので、従事する案件が決まった後アサイン先で使用する言語を学習することもできます。
ーなるほど、整った研修体制で安心して入社できたということですね。入社研修後もメンバー同士で気軽に情報共有する風土はあるんでしょうか?
そうですね、メンバー同士でおすすめの本や資格取得のための勉強法など様々な情報を投稿したりして活発にコミュニケーションをとっています。入社前に読んでおけばよかったと思うものも多くありますし、現在でも活用しています。普段はお客様先へ出向している社員の方々も月曜日は本社に集まりミーティング等を行っています。直接顔を合わせて話せるため情報交換も活発に行うことができます。
ー異業種から転職して、前職から現在に活かされている能力やスキルなどはありますか?
教師時代は授業や面談など、人と関わり、相手の考えや思いなどを理解する場面が多くありました。相手が何を伝えたいのか、どのようになりたいのか、コミュニケーションを通して探っていく経験は今に生きていると感じます。
また、現在は人前で何かを説明する機会が多くあります。教員時代には授業をする際、どのポイントが躓きやすいかや理解が難しいと生徒が感じる部分はどこだろうなどと考えて取り組んでいました。現在の業務でプレゼンや説明を行う際にこの習慣は活きていると感じます。この点では前職で培ったスキルや能力を活かせるので自信をもって業務に当たれています。
ーなるほど。しっかり今まで培ってきたコミュニケーションスキルが役立ってるんですね。今ハマっていることや、空き時間にしている趣味などありますか?
今ハマっていることは、大学時代に行っていた数学の勉強と、前述しました新たなITスキル取得のための勉強です。また、ランニングも趣味です。学習や問題解決で行き詰まった時は、外に走りに行くと良いアイデアが浮かんだり集中力が増したりするので、おすすめです。
今後のキャリアについて
ーこれからの目標・やってみたいことについて教えてください。
これからの目標は、新たなITに関する知識やデータ分析ツールを勉強することです。新しい技術の開発や研究が盛んに行われている業界ですので、自分自身のスキルを高め続けることは必須です。特に今はクラウドサービスに関する学習に力を入れており、1から環境を構築できるようになることが目標です。
キャリアチェンジを考えている方へアドバイス
ーでは最後に、同じようにデータサイエンティストに興味はあるけど未経験がゆえに踏みとどまっている方にアドバイスをお願いします!
データサイエンティストとして必要とされる知識や技術は、今後どのような仕事にも役立つ汎用的な能力だと感じます。D4cプレミアムでは充実した研修と定期的に行われるノウハウプレゼン大会などで日々学び、成長し続けることができると感じています。未経験の私でも現在ではお客様先で解析業務に取り組むことができています。
D4cプレミアムには私のように他の業種から転職してデータサイエンティストとして活躍されている方も多く在籍しております。
今までの経験を生かすことができるのもデータサイエンティストの魅力のひとつです。その分、結果が求められる職種でもあるため、向上心・学び続ける姿勢は必要ですが、自分の能力を生かして社会の課題、お客様先の課題を解決していくことは非常にやりがいを感じます。
色んな業種、業界のお客様がいますので、各顧客ごとのビジネス課題を的確に捉え、ともに課題解決できる一人前のデータサイエンティストになれるよう、頑張りたいと思います。
ありがとうございました!異業種からD4cプレミアムに合流いただいたRさん。前職で培われた高いコミュニケーション能力を存分に発揮し、ますますご活躍いただけるのを楽しみにしております!たくさんのお話をありがとうございました!
(書き手:S 撮影:安倍)
メンバーにインタビュー!このシリーズでは、若手からシニアの様々なメンバーに、データサイエンティストになろうと思った経緯やD4cプレミアムとの出会い・印象に残っているプロジェクトなどについてお届けします!
今回お話を伺うのは、2019年にキャリア採用で入社された矢内さん。今期からグループリーダーに昇格し活躍されています。
※株式会社データフォーシーズ(以下D4c)は2022年1月に分社化し、矢内さんは現在株式会社D4cプレミアムに所属しております。以下の転職・入社時のエピソードは当時の社名=「D4c」で記述しています。
自己紹介
ーまずはじめに、自己紹介と入社前の経歴を簡単に教えてください。
入社5年目の矢内です。現在は自動車業界でBIツールTableauのダッシュボード構築などのプロジェクトに従事しています。今期から13名が在籍するグループのリーダーを担い、マネジメントも経験させてもらっています。
ー学生時代はどんなことを学ばれていましたか?
大学では理学部に所属し、大学院で数学基礎論を専攻していました。数学基礎論とは、数学自体を展開するためにどういう道具立てが必要か、という問いに対して探求していく学問なんです。例えば、この定理を導くにはこういう仮定が必要だ、とか、この仮定とこの仮定は同じくらい強さがある、というような少しメタな領域の数学を専門としていました。週に1回セミナー形式で発表する場があり、テキストに沿って、喧々諤々教授と数学を議論するという学生生活を送っていたんですが、数学は奥が深くて、未だにまだまだ理解が浅いなと自分自身思っております。
ただ、あまり真面目な学生だったとは言えず、実はサークル活動に没頭してたんです。オーケストラサークルに所属していて、週4日チェロの練習に明け暮れる毎日でした。練習だけならよかったんですが仲間と音楽談義に花を咲かせながら飲み明かす、なんてこともよくありました。
ーかなりチェロに没頭されていたんですね。チェロにはどんな魅力があるのでしょう?
もともとは、小学校に合奏部があったんです。そこから両親の勧めもあり、小学校4年生からチェロを始めました。ちょうど胸のあたりに裏板を付けて弾く楽器なんです。そうすると、振動が直接体に伝わってくる、楽器の鳴り自体に魅力があるんです。
もう一つは、オーケストラで合わせるところが、楽器演奏の醍醐味を感じることができる点でしょうか。これはやったことがある人にしかわからない感覚かもしれませんが、音程、音色、タイミングといったような色々な要素が、指揮者の言葉によって目指す方向へベクトルが揃った時に出る音は、音に立体感が出て、まるで違う場所にいるような、そんな感覚になることもあるんですよ。それにハマってしまいましたね。大学3年目にパートリーダーにもなり、ますます没頭していきました。
今でも大学OBの合奏団に所属し、演奏を続けています。月に1回内々で合宿をしたり、身内だけ呼んで小さなコンサートを開くなど、日々の楽しみです。
ー音楽に魅了された学生生活、大変楽しそうですね。大学院卒業後、新卒での就職はどんなことを経験されましたか?
卒業後、全国展開をしている小売業の企業に就職しました。地方の店舗で品出し・発注・レジ打ち・接客などをメインに3年勤務したあと本社勤務となり、プロジェクトや競合調査などにかかわる経営企画や秘書業務を経験しました。
充実した社会人生活を送ってはいたんですが、店舗で勤務しているときから、徐々に売り上げ至上主義のやり方に疑問を抱くようになっていきました。毎月の売り上げ目標を必死で追うわけなんですが、その予算目標は「前年の実績に対して●●%上乗せする」という具合に結構単純に決められているんです。それにどのくらいの意味があるのか、10年後20年後本当に会社のためになっているんだろうか、と。そんなことを考えながら6年間勤務しました。
データサイエンティストを目指したきっかけ
ー今とは全く異なる業界のようですが、データサイエンスに興味を持ったのはどういうこところからなんでしょうか?
本社での業務の中で、帳票を作る作業があったんです。月曜日の朝6時に出勤して、1週間分の売り上げ実績をCSVで落とし、ひたすらエクセルに貼り付けたものを上司に見せる、というものでした。毎回だいたい2時間くらいかかるわけなんですが、やっていくうちに「この作業は自動化してもっと楽にできるんじゃないのか」と思い始めたんです。
そして、「意思決定までの工程をもっとスムーズに、しかもより価値のある判断材料が提供できるはず」という結論に達しました。だったら「自分がその価値を提供できるようになろう」、「データサイエンスを活用できる人間になろう」と思いました。自分の頭でちゃんと考えて、納得して仕事がしたかったんです。
ーなるほど。では、D4cとの出会いはどうだったのでしょうか?
実は転職活動の中では職種をデータサイエンティストに絞っていませんでした。それは「データを利用したスムーズな意思決定の支援ができる役割」を目指していたので、職種にはこだわってなかったんです。だから事業会社の中のデータ分析をする部署だったり、ツールを導入する企業なんかの面接も受けました。面接を受けることもある意味経験だと前向きにとらえて幅広く受けていましたね。そんな中で転職エージェントに紹介を受け、D4cに出会いました。
ーD4cの面接でなにか印象に残っていることはありますか?
はい。面接官の方が、高い役職であったにもかかわらずすごく謙虚だったんです。謙虚になるというのも、余裕がないとなかなかできることではないと私は思っていて。その余裕は普段ちゃんと自分の頭で考えて仕事している現れなんだろう、という印象を持ったのを覚えています。とてもクリアな頭を持った方が多い会社なのでは? そんなメンバーと一緒に働くのは面白そうだな、と思いました。
未経験からデータサイエンティストに転職して
ー未経験からの転職ということで不安などもあったかと思いますが、実際入社してみて、入社研修はどのように感じましたか?
そうですね、転職活動中に独学でプログラミングの勉強はしていたんですが、やはり最初は少し不安がありました。でも基本的な内容がきっちり網羅されていましたし、なにより研修講師がとても秀逸で、教科書の表面をなでただけでは到底出てこないような講義を聞くことができたので、この研修についていけば相当力がつくだろうと安心して研修を受けることができましたね。初めての言語もあり、苦戦しながらでしたが3か月間で研修を終えることができました。
ー研修後、最初の案件はどういったお仕事でしたか?
短期のアンケート集計・要約のお仕事でした。初仕事ということもあり、これでいいのかと不安に思いながらやっていましたが、先輩社員が最後までフォローしてくださって、無事納品できました。すごくありがたかったです。
ー他に印象に残っている業務があったら教えてください。
はい、初めてのお客様先常駐の案件なのですが、これは思い出深いですね。とある企業でポイント施策をやるということで、2名で新たにアサインされたんです。ポイント付与対象者を抽出、検証するためのプログラムを組んで、それを2年くらいのスパンで運用するという業務でした。
「ポイント対象者を抽出する」って簡単に聞こえるかもしれないんですけれど、実際は単純にはいかない色々な落とし穴があって。当然その問題を回避しなきゃならないんですが、初めは難しさにすら気付きませんでした。でもその時一緒に参画していた先輩がとても優秀な方で、落とし穴を巧みに回避していくんです。その先輩の洞察力と存在感のすごさに感動すら覚えました。この域に達することはできるんだろうかと、ただただ圧倒された、そんな思い出です。
一本筋が通っていて、芯の強い、頼りになるという意味で、僕は心の中でその先輩を「武士」と呼んでいるんですが、そんな方がD4cには何人かいらっしゃるんですよね。その方たちは社内で僕らデータサイエンティストにすごく影響を与えてくださいますし、現場でもすごく頼りにされる存在です。自分もそのレベルに達するよう精進しなくては、といつも思わされますね。
マネジメントを経験して
ー今期からグループリーダーにご昇格されましたよね。おめでとうございます。もともとマネジメントには興味があったのですか?
そうですね、マネジメントには興味がありました。若いメンバーを育てること、チームワークを発揮することに取り組んでみたいという想いは前職の時からずっと持っておりました。
まだグループリーダーになって3ヵ月ですが、各会議体や育成計画の立案という新しいミッションも与えられたので、実践を通して上司と意見交換を重ねながら学んでいる途中です。
ーマネジメントで苦労しているところはありますか?
はい、実は直面している悩みがありまして。前職だと、毎日出社して机を並べて指導をして、部下がだんだん上司色に染まっていく、なんていうのをよく目の当たりにしていたのですがD4cではグループメンバーがそれぞれ別の案件に従事したり、別のお客様先へ出社するというスタイルなのでずっとそばで見ていられるわけではない。そういった状況下でのマネジメントって難しいなと感じています。
ただそれでも自分にはサポートし評価すべき部下がいますので、できませんじゃ済みません。メンバーとはできるだけ多くコミュニケーションを取るよう心がけて、会話の中から言葉の意味や背景、何故その発言をするに至ったのか、というところまで掘り下げて気持ちを汲み取る努力をしています。自分自身でもマネジメント動画の講座をみたり、本を読んだりと目下勉強中です。
理念にも掲げている「メンバーの成長」を手助けできるリーダーを目指したいです。
ー リーダーになって何か変わったことはありますか?
はい、実は「人に関心を持つようになった」と思います。こういうとなんだか冷徹人間みたいに聞こえますがそうではなく、今までは、火曜から金曜まで個々の現場に行ってたので、それをこなすだけで精一杯だったんです。なかなか他のメンバーが抱えていることに目を向ける余裕がなかったんですね。それが今ではメンバーの悩みを聞いたり、案件の把握をしたりと、随分違う動きをしていて、自分自身も成長していると感じます。
管理職が出席する会議に出るようになり、メンバーたちの意見をしっかり吸い上げて上に提言する、または経営陣からのメッセージもしっかりメンバーに伝えないといけない、という責任感も持つようになりました。
D4cの魅力など
ーキャリアチェンジして環境ややり方など変化があったかと思いますが、どうですか?
そうですね、今は自分の頭で考え、納得して仕事ができるようになってきたと感じています。というのは、データサイエンスでは、目的が与えられて、そのための最適なプロセスを都度考える必要があります。「前回この方法でうまくいったから」という理由では、前提条件が変わると当然うまく行かないので、毎回最適なプロセスを考えないといけない。
企業によっては、プロセスもすでに与えられていることもあって、何も考えずにそのプロセスをなぞっていくことが求められることもあるかと思います。自分には少なくとも今のやり方のほうが合っているし、やりがいも感じます。キャリアチェンジして後悔はないですね。
ーD4cプレミアム、D4cの魅力はどんなところだと思いますか?
先ほども触れましたが、理念でも掲げている「メンバーの成長を大事にしているところ」です。これは制度からも感じますし、社員の意見を聞くためのアンケートが走ったり、ワーキンググループ活動もあったり、他部署の案件のアイデアを聞く機会も多々あります。会社がそういった成長の場を提供してくれているというのは、魅力的な環境だと思います。
あとは、思った以上に経営陣が社員一人ひとりのことを見てくれているなと感じます。悩みや負担など、できる限り取り除こうとしてくれている姿勢も感じますし、この点はやはりD4cならではの魅力ではないでしょうか。
今後のキャリアについて
ーこれからの目標について教えてください。
はい。まずはグループリーダーとして新規の現場を開拓するなど、地盤を固めて行きたいと思っています。案件に新規で参画しお客様の要望に応え、信頼を得て、拡大していく、そんな風に一通りの流れを経験したいと思っています。
さらにメンバーの成長を考えると、もっと安定した現場を増やしたいという気持ちもあるので、自分の固めた地盤を礎に「安定運用からの拡大」みたいなことをどんどん進めたいと思っています。
ー最後に、応募者の皆さんにメッセージをお願いします。
手前味噌にはなりますが、D4cは社員の質がかなり高いと断言できますし、刺激を受けられる環境であることは間違いないです。そんな環境の中でもまれながら、私自身、毎日ものの見方が変わっていくという体験をしています。それは技術的なことはもちろんですが、仕事の進め方、人との関わり合いなどビジネススキルという部分も含みます。そしてそれがすごく楽しいんですよ。
社員同士も仲が良いですし、切磋琢磨して高めあえる同志・ライバルでもあります。そういった環境が整っているので、興味のある方はぜひまず応募してみてほしいです。一緒に成長していきましょう!
キャリアチェンジでD4cへ合流され、経験を積みマネジメント職につかれた矢内さん。メンバー1人ひとりと向き合おうとする真摯な姿勢がとても印象的でした。これから益々のご活躍を期待しております。たくさんのお話をありがとうございました!
(書き手:安倍 撮影:吉田)
データサイエンティストという職業は、ビジネス知識・ITスキル・解析ノウハウ、そのすべてを高いレベルで求められます。日々新しい技術が生まれる中、お客様に高い価値をご提供し続けるためには常に学び続けなくてはなりません。
D4cプレミアムは「メンバーの成長」をとても大切に考えており、そのメンバーの成長を支援するため、長年の実績・ノウハウを詰め込んだ育成プログラムや、様々な制度を用意しています。
今回は、メンバーの成長のためにD4cプレミアムが用意した会社制度の一つ、「資格取得補助制度」について紹介します。
「資格取得補助制度」とは?
D4cプレミアムでは、技術・知識向上とキャリアアップのため、スペシャリストとして持っておくと好ましい資格の取得を奨励しています。
それらの資格を「会社認定資格」と定めており、「資格補助制度」はこの認定資格を取得する際に必要な受験費用や一部の研修受講費用を、D4cポイントとして半額まで補助するという制度です。D4cポイントは経費として利用できる社内のポイントで、メンバーはこのポイントを以下の決済に使用することが可能です。
・業務に必要な書籍、備品、ソフトウェアの購入
・有償の外部セミナーへの参加費
・仕事関係者との飲食代
この他にもさらに違う資格取得の費用にあてることもできるため、このサイクルを利用し次々と新しい資格を取得するメンバーもいます。
また、この会社が認めた資格(会社認定資格)は取得に応じて点数がつき、点数のついたメンバーの評価点が上がり、給与が上がるという仕組みがあります。
この制度を利用して多くのメンバーが業務外の時間でやりくりをし、それぞれの知識を高めレベルアップをしようと日々研鑽しています。
認定資格一例
D4cプレミアムで、会社認定資格として認められている資格を一部ご紹介します。
・JWDA 上級ウェブ解析士
・応用情報技術者
・高度情報処理技術者試験各種
・SAS Base Programmer
・SAS Advanced Programmer
・python3 エンジニア認定基礎試験
・python3 エンジニア認定データ解析試験
・LPIC
・AWS certified Cloud Practitioner (Fundamental)
・AWS certified Solution Architect (Associate)
・GCP Cloud Engineer
・GCP Cloud Architect
・バイオインフォマティクス技術者認定試験
・中小企業診断士
など他多数(2023年11月現在)
また、日々技術が生み出される世の中に対応すべく、新しい資格を出来る限り早く認定資格として取り入れる仕組づくりも行っています。
制度についてメンバーにインタビュー
実際に制度を利用したことのあるメンバーへ「資格取得補助制度」についてインタビューしました。
入社4年目、矢澤さん
【 制度を利用し取得した資格 】統計検定2級・準1級、応用情報技術者、データベーススペシャリスト、LPICというLinux技術者認定試験の1.2.3、SAS Base ProgrammerとSAS Advanced Programmer、GCP試験を3つ
ー資格取得補助制度を利用していかがですか?
自身の知識レベルを高めようと、月に1つずつ資格取得していた時期があります。高い頻度で受けることができたのはこの制度のおかげで、費用面での負担が少なかったことは大きいと思います。頑張ったことを評価される点もモチベーションにつながりました。
ー資格を取得・学習したことで、業務で役に立ったエピソードがあれば教えてください。
資格の学習を通し知識を体系的に得ることで、知識の偏りを解消しやすくなると感じます。業務ではしばしば特定の問題に集中せざるを得ませんが、資格の学習によって現場の理解がより深まり、課題に対する新しい視点が生まれることがあります。また、既に現場で使用している技術でも、資格を通し新たな側面の発見があります。資格取得が共通の枠組みを与えてくれることで、お客さんや同僚とのより効果的なコミュニケーションが生まれることがあります。
入社2年目、栗原さん
【 制度を利用し取得した資格 】
基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、AWS certified Cloud Practitioner (Fundamental)(以下、AWS CLF)
ー資格取得補助制度を利用していかがですか?
資格取得の負担が減り、経済的にありがたいです。
ー資格を取得・学習したことで、業務で役に立ったエピソードがあれば教えてください。
基本応用情報:コード上で技術的な問題が発生した際、どこに問題があるのか理解し議論する際、共通言語を使うことができ助かりました。
AWS CLF:AWSでできることをざっと把握できたため、現在の権限や利用サービスでできることもわかり、誤った判断をせずに済みました。
入社1年目、萩原さん
【 制度を利用し取得した資格 】
基本情報技術者、統計検定準1級、Python3エンジニア認定データ分析
ー資格取得補助制度を利用していかがですか?
この制度があることで、難易度的には問題なさそうでもコスト的に少し躊躇してしまうような資格にも手が出しやすいです。
ー資格を取得・学習したことで、業務で役に立ったエピソードがあれば教えてください。
Python3エンジニア認定データ分析でnumpyとpandasについて復習したおかげで、スクレイピングしたデータの前処理の時にエラーの原因がすぐ理解できました。同僚からの質問に対しても、学んだ知識のおかげでスムーズな回答が可能となりました。
その他のメンバーからも、以下のような意見がありました。
「資格試験の受験費用を半額補助いただける上に、取得した資格によって人事評価に加点が入るので嬉しい。(入社4年目 Mさん)」
「人事評価制度とセットになっていることにより自身の努力がストレートに社内評価へ結びつくので、意欲が上がった。(入社2年目 Oさん)」
最後に
D4cプレミアムのメンバーは常に「学び続けたい」と考える方が多く、休憩時間にもよく技術やスキルの質問が飛び交っています。
新入生のインタビューで入社理由を聞く場面でも”学びを応援する会社の風土が良い”と答える方が多く、この「常に上を目指して成長したい」という一人ひとりの想いが、会社の制度をより良いものへと変えていく原動力であり、D4cプレミアムの強みなのだと感じます。
(執筆:吉田)
北海道大学 第54回赤い糸会(2023年度第3回)<赤い糸ONLINE>
北海道大学主催で行われる博士人材と企業のマッチングイベント「赤い糸ONLINE」へ出展します!
※赤い糸ONLINEとは、博士人材・企業が双方が動画やプレゼンでアピールし、マッチングを図るイベント。更にオンラインにて交流し、博士人材と企業の未来をつむぐことを目的としています。
新潟大学 第8回PhDリクルートフォーラム
新潟大学主催で行われる博士人材と企業のマッチングイベント「新潟大学 第8回PhDリクルートフォーラム」へ出展します!
株式会社D4cプレミアムのメンバーにインタビュー!今回は2023年の4月に新卒入社された皆さんに、これまで勉強してきたことやD4cプレミアムへの入社の決め手、受講中の新人研修についてなどをインタビューさせていただきました。(取材日:2023年6月)
こちらの記事はその後編として、3名のメンバーにお話を伺いました!
前編はこちら
自己紹介
ー 本日はどうぞよろしくお願いします!まずはじめにそれぞれ簡単に自己紹介をお願いします!
西川です。趣味は多肉植物を育てることです。生物系の大学で、脳や神経の形成過程について研究をしていました。
竹岡です。趣味は陸上です。大学は理工系の学部で、半導体や回路の学習をメイン、研究は日本酒の醸造過程について分析していました。
萩原です。趣味は囲碁・カードゲーム・ボードゲームです。大学は、オーストラリアで数学統計学系の大学と、情報系の大学をそれぞれ卒業しました。
お一人ずつインタビュー
ー ありがとうございます!ではお一人ずつ、学生の頃に学んでいたことや、D4cプレミアムに入社を決めた理由などを伺っていきます!
■ 西川さん
ー 趣味は多肉植物を育てることとのことでしたが、ご自宅にたくさんあるんですか?
いえ、そこまでたくさんではないんですが…今は3種類くらい家にありまして、上手く育てられているのか大分大きくなってきています。
ー 学生時代に学ばれていたことを詳しく教えてください。
生物系の大学で、分子生物学や発生学、神経科学について学んでいました。研究室では、神経細胞が正しい相手とつながるメカニズムについて遺伝子レベルで明らかにする研究を行っていました。研究では生き物を使った遺伝子操作などの実験が中心でした。
ー なぜデータサイエンティストになろうと思ったのですか?
メインだった研究ではデータ解析は使わなかったのですが、違う学科の研究室でデータ解析のアルバイトをしていまして。授業で簡単なゲノム解析を経験して、もっとデータサイエンスの力を磨いていきたいと感じたのがきっかけです。
ー では、D4cプレミアムを選んだのはなぜですか?
データサイエンスを専門で行っている企業であり、データ分析のスキルを磨くことができ、成長できそうだと思いました。また、社員の方と交流する機会を通じて自分と似たような考え方を持つ方が楽しそうに仕事していると感じたことや、面接してくださった上層部の方の考え方が面白いなと感じたことも理由です。
ー 現在、新人研修を3ヶ月受講されたところですが、いかがですか?
研修で学んだ内容を100としたら、20くらいの知識レベルだったと思います。研修では4つの言語を学んだのですが、RとPythonは軽く触ったことがあったくらいで、あとの2つは初めて触れました。この3ヵ月でプログラミングは大分身についてきた気がします。
あと、プログラミング自体だけでなく、データ解析時の注意点などプログラミング以外に気を配れる余裕ができたように思います。
例えば変なデータが入っていないかだとか、変な操作をしていないかのようなデータの扱いについて考えられるようになってきたのは大きいと思います。研修の中で扱うデータにわざとミスが起きるような工夫がされていて、実際に現場でも起こりやすいミスを事前に知ることができたことも大きいです。
同期で元々勉強されてた方々との進度の差は気になったりしていましたが、意外とついていけたのでほっとしています。
働き始めて学生の時は違うと感じた部分は、コミュニケーションの取り方だと思います。相手のバックグラウンドを踏まえて伝わる表現を選ぶようにすることは学生の頃から意識していましたが、お客様の要望を汲み取って自分に何ができるかを伝えていくところはビジネス的だと感じました。
ー どんなデータサイエンティストになりたいですか?
データの数字だけを見るのではなく、その先を見据えた解析ができ、新たな知見を見出せるような人間になっていけたらと考えています。元々生物系の勉強をしていたこともあってヘルスケア領域の案件に配属いただきましたが、今後色んな分野を経験し、成長していけたらと思っています。
■ 竹岡さん
ー 趣味は陸上とのことでしたが、詳しく教えてください。
はい。陸上は中学から大学院までずっとやっていて、今も市民ランナーの皆さんと集まって走っています。市民ランナーの方々の中にも40代くらいのランナーもいるので、色んな人と関われて楽しいです。
ー 学生時代に学ばれていたことを詳しく教えてください。
理工系の大学で、半導体や回路の学習をメインに行っていました。研究では、日本酒の醸造過程である「もろみ」に関する分析をしていました。もろみの発酵状態をモニタリングするシステム構築の研究として、発酵の際に発生する炭酸ガスの泡の音に注目し、発酵の程度を表す特徴量の抽出について調査をしていました。なぜこの研究テーマを選んだかということですが、自分はちょっとひねくれたところがあって(笑) 人の役に立たなくてもいいから面白い研究がしたかったんです。
ー なぜデータサイエンティストになろうと思ったのですか?
研究や修士論文を書く中で分析に触れることがありとても楽しかったんです。また、映画などフィクションの世界で分析官が指令を出しているのがかっこいいと、憧れみたいなものは小さい頃からあったので、もともとデータサイエンティストという職業には興味がありました。
ー では、D4cプレミアムを選んだのはなぜですか?
データサイエンティストという職業は一般的に経験者採用ばかりだったので一度諦め、大手企業の総合職で進んでいたんです。ですが勤務地の希望が合わなかったこともあり、もう一度データサイエンスの道で企業を探していた時に、D4cプレミアムにたどり着きました。
大手でたくさんの社員がいる企業よりも、自分には中小企業が合っていたと思うので良い選択ができたと思っています。「とりあえず大手に行っておけば安心」という人はいますが、僕はそうは思わなくて。
…というのも、自分は比較的いい大学へ行けたんですが、入ったことに満足してしまって、そこでさらに頑張ることができなかったかもという気持ちがあるんです。学生の間だけの話であれば問題ないと思うんですが、終わりのない「社会人人生」として考えるとそれは良くないと。自分自身が止まらずに、上を目指して成長していける環境がいいなと思いました。
あとは最終面接でお話してくださった役員の方がとても魅力的で。自分の考え方と合っていると思いました。人数の多い大手企業では上の方に魅力を感じたからって入社してもその人と働けるわけではありませんが、中小企業であれば比較的そういった上の方とも関わり合いを持てるかなと考え、D4cプレミアムを選びました。
ー 現在、新人研修を3ヶ月受講されたところですが、いかがですか?
研修で学んだことを100とすると、受講する前は20も満たないくらいの知識レベルで、研修を受ける前は少し不安でした。Pythonの学習は入社前研修で終わっているものでしたが、自分は入社が決まったのも遅かったのでその学習もできていなかったんです。今回学んだ4種類の言語も触れたことがなかったので「この先大丈夫かな」という考えはありました。
研修が始まった後、毎日上長へ報告するレポートにそういった考えを書いたら「周りにどんどん聞きなさい」とアドバイスを受けたので、そこから同期の皆に「助けてください」とお願いしにいきました(笑)。3ヶ月を終えた今は、基本的なことはある程度大丈夫になってきたかなと思います。同期の皆に色々教えてもらったおかげです。
研修を通じて学生の時とは違うと感じた部分は、学生のときは提出物を出しさえすればOKだったけれど、ビジネスではもちろんそうはいかないということ。納品物が完成したあともさらに改善を加えたり、手戻りが発生しないよう期日よりも早く提出する必要があるんだということを改めて学びました。
ー 将来、どんなデータサイエンティストになりたいですか?
将来を考えるのがちょっと苦手で…携わってみたい案件でいうと、市場的な価値が高い案件よりも、少人数案件で市場価値はそこまで高くないけど、面白い!と思えるような案件をやってみたいです。そういう案件を担当できるような力を身に付けられたらなと思います。あとは、プライベートでスポーツをやってきたので、動作や得点などの解析ができたら楽しいなと思います。
■ 萩原さん
ー 囲碁やカードゲームが趣味とのことでしたが、お強いのですか?
小学生のころに囲碁のプロ棋士を目指していたこともあって…弱くはないと思います(笑)。じっくり考えられる戦略系ゲームが好きです。
ー 学生時代に学ばれていたことを詳しく教えてください。
オーストラリアで、数学統計学系の大学を卒業した後、情報系の大学に通いました。1つ目の大学では機械学習など数学的な理論をメインで学びました。卒業論文のための研究で機械学習を使った台風の予測モデルを作ったのですが、それが非常に面白く、機械学習を使った職業にデータサイエンティストがあることを知り、目指したいと思うようになりました。
ただプログラミングには自信がなかったので、1つ目の大学を卒業した後、そのままオーストラリアで情報系の大学のAI学科に入学しました。そこでは2年間、プログラミングをメインに勉強をしました。
ー では、D4cプレミアムを選んだのはなぜですか?
データサイエンティストになれる企業を探している中で、色々な案件に携われるところを探していました。あとは大学の時、一人で課題を終わらせるのが難しくて他の学生と協力していました。そうやって周りと一緒に進めていくのが自分には合っていると感じたので、会社でも他の方とコミュニケーションをとってプロジェクトを進められるかどうかが重要だと思っていました。そんな中、D4cプレミアムの面接やノウハウプレゼン大会の懇親会などで社員の皆さんとお話をしていて、合いそうだなと感じたのが大きかったです。
ー 現在、新人研修を3ヶ月受講されたところですが、いかがですか?
研修で学んだ知識を100としたら、もともと勉強していたこともあって70くらいは知っていたと思います。そういった意味では、研修前には特に不安はなかったです。それでも結構知らなかったことはあって…SQLやSASなどデータ加工ならではのプログラミング言語は触れたことなかったんです。データ結合なんてのも知らなくて…これ知っていたら大学の卒業研究はもっと効率良く短期間でやれていたなーと愕然としたりしました(笑)。
研修前に期待していたこととしては、「この知識・スキルを実務でどう使うのか」というイメージがつくようになればいいなと思っていました。そこは研修内でロールプレイの講義があったので、とてもためになりました。
研修内のプレゼン発表時に先輩から、「こういったデータもあればもっとこんなことができます」のような、先の仕事につなげるようなプレゼンの仕方を心がけるといい、といったアドバイスを受けまして、大学ではそんな考え方をしたことがなかったので「なるほど!」と思いました。あと大学ではレポートを出して終わりで人前で発表をすることはあまり無かったので、経験を積んで早く慣れたいと思います。
ー 将来、どんなデータサイエンティストになりたいですか?
将来的には、何か一つ専門的な分野を見つけ深掘りして分析しお客様の役に立てればと思っています。もともと好きで勉強していた統計モデルを使った分析をやってみたいなという想いはあります。あと経済学にも興味があるので、金融の分野・需要予測や株価予測なんかも経験してみたいです。
学生の皆さんへ
ー 入社前にやっておけばよかったと思うことはありますか?
竹岡さん:プログラミングはマイナーな言語しか学習していなかったので、PythonやC・javaなど有名どころにも触れておけばよかったなとは思います。研修がしっかりしているので、やっておけばよかったと思うのはそのくらいですね。
ー データサイエンティストを目指している学生へ、メッセージがあればお願いします。
竹岡さん:周りに大手企業に入社した友達が多いんですが、話を聞いていると自分には合わないなと感じます。ただ「安定した大手企業にいけば安心」と考えるのではなく、自分がどういう社会人人生を送りたいのかを考えて就職先を見つけてほしいです。
ー今回は新人研修の3ヶ月間を終えた新卒入社メンバーにインタビューを行いました。入社当初よりもどこか表情が堂々とされているように思います。
出会って数か月の皆さんですが、終始楽しそうな笑顔が印象的でした。お互い知識を共有し合って切磋琢磨している様子を伺うことができ頼もしい限りです!皆さんのこれからのご活躍を楽しみにしております!
(書き手・撮影:吉田)
前編はこちら
株式会社D4cプレミアムのメンバーにインタビュー!今回は2023年の4月に新卒入社された皆さんに、これまで勉強してきたことやD4cプレミアムへの入社の決め手、受講中の新人研修についてなどをインタビューさせていただきました!(取材日:2023年6月)
2023年は7名のメンバーをD4cプレミアムの仲間として迎えることができ、社員一同嬉しく思っています。こちらの前編では、まず4人のメンバーにお話を伺いました!
後編はこちら
自己紹介
ー 本日はどうぞよろしくお願いします!まずはじめにそれぞれ簡単に自己紹介をお願いします!
常川です。趣味は、映画鑑賞やプログラミングで遊ぶことです。工学系の学部にて電気電子工学を専門に、電磁気学から派生してダイオードの特性などを学びました。
加藤です。趣味は写真撮影と編集、映画鑑賞です。生物系の大学で、食品とバイオと環境工学がメインの学部でタンパク質の構造などについて分析していました。
上甲です。趣味は音楽を聴くことで、シティポップなんかが好きです。大学は医学系で、分子生物学を学んでいました。毛髪の再生メカニズムに関する研究に関する研究をしていました。
大川です。趣味は、野鳥観察とゲームです。生物系の大学で、植物根の研究をしていました。
お一人ずつインタビュー
ー ではお一人ずつ、学生の頃に学んでいたことや、D4cプレミアムに入社を決めた理由などを伺っていきます!
■ 常川さん
ー プログラミングで遊ぶことが趣味とのことでしたが、詳しく教えてください。
はい。プログラミングで絵を描くジェネラティブアートという、アルゴリズムを組んで絵柄を配置していく手法があり、それが好きでよく遊んでいます。
ランダムにすることでより有機的な表現ができるので、そこから絵が広がっていくのがとても楽しいんです!
ー 学生時代に学ばれていたことを詳しく教えてください。
大学では、工学系の学部にて電気電子工学を専門に、電磁気学から派生してダイオードの特性などを学びました。勉強していくうちに情報工学の方に興味があることに気づき、自主的に機械学習やディープラーニングを独学で勉強し、大学院では画像処理の研究室に所属しました。そちらでは画像内の文字検出に関する研究をしていたのですが、その中でも私はフィルタリング処理としてノイズ除去などの前処理による、検出の精度向上について研究していました。
ー なぜデータサイエンティストになろうと思ったのですか?
もともとプログラミングが好きで、ディープラーニングの勉強をしていく中でデータサイエンスという職業を知り、せっかく理系出身なので目指したいと思いました。
データサイエンティストの企業が2社、SEの企業が3社ほどエントリーしました。
ー では、D4cプレミアムを選んだのはなぜですか?
入社2年前の夏にD4cプレミアムのインターンシップに参加しました。短い期間だったので分析の勉強自体はあまりできませんでしたが、人にどうやって伝えるか、スライドの作り方や発表の仕方まで学ぶことができました。一緒に参加された学生さんと感想を言い合う時間があったり、とても刺激を受けたことを覚えています。
あと印象的だったのは、懇親会で「休日は何をしていますか?」という質問をした学生がいたんです。他の企業では休みは寝ている、なんて答える社員さんばかりでしたが、D4cプレミアムの方は「数学の証明を解いてます」とおっしゃっていて、すごいな。この人の元で働きたいなと思いました。その他にも、個性豊かな社員さんがいるD4cプレミアムに惹かれました。
ー 現在、新人研修を3ヶ月受講されたところですが、いかがですか?
学生の時から個人的に統計の勉強をしていたので、元々基礎はあったと思います。言語はPythonしか知らなかったので、それ以外の言語は研修で学ぶことができました。分析結果をスライドにまとめて発表する知識はもちろんなんですが、実際の業務では与えられた環境の中で作業を行うので、例えばプログラミングでいえば自分の好きな言語を選べるわけじゃないということを改めて感じました。
これまでは趣味で分析の勉強をしてきたので品質管理なんて考えたことがなかったんです。今回の研修で二重チェックなどの考え方を学ぶことができたのはとても大きかったです。
ー 将来、どんなデータサイエンティストになりたいですか?
自分はマネジメント職よりは、分析者でいることが向いているのかなと思っています。クラウドでも何でもいいのですが、分析だけでなく、インフラの設計・仕組作りもしてみたいです。
■ 加藤さん
ー 写真撮影がご趣味とのことですが、どんなものを撮られるんですか?
主に水族館で撮ることが多いです。特にペンギンが好きです。編集はRAWデータを現像するときにいろんなソフトを使ってやってます。
ー 学生時代に学ばれていたことを詳しく教えてください。
生物系の大学で、食品・バイオ・環境工学がメインの学部に所属していました。タンパク質がどういう構造で、どういう状態で存在しているのかを解析していました。薬を分解する「酵素」がどのように分解する能力を高めているのかを分析することで、新規の抗生物質の設計などもできるというような研究分野でした。
ー なぜデータサイエンティストになろうと思ったのですか?
バイオインフォマティックを研究する中で、分析に触れることが多かったんです。ただその時は表面的に使用していただけだったので、どういう原理なのか、そのロジックがどうやって社会に使われているのかということに興味を持ちました。クラスター分析をよくやっていたのですが、自分の手でやったら絶対に終わらないことを、パッと綺麗に分けてくれる「データ分析」が面白いなと感じて興味を持ちました。
ー では、D4cプレミアムを選んだのはなぜですか?
未経験で初めてデータサイエンスと向き合いますし、しっかりキャッチアップをできるよう、研修がしっかりしている会社が良かったんです。また、自分がどの分野に向いているかもわからなかったので、色々な領域のお客様をご支援しているところも決め手でした。
ー 現在、新人研修を3ヶ月受講されたところですが、いかがですか?
研修で学んだことを100とすると、受講する前は10も満たないくらいの知識レベルだったと思います。PythonとRは使ったことがありましたが、限定的な用途だったので基礎知識のみでした。入社前の研修で内容や進み方は聞いていたのでついていけるか、などの不安は特になかったですが、自分がどこまで身に着けられるか、また研修だけで業務ができるようになるのかなという気持ちはありました。
実際に受けてみて、初めて触れた統計学は少し時間がかかりましたが、全体的にわかりやすく覚えやすかったです。この短期間でもある程度身に付けられたなと感じています。知識面はもちろん、プログラミング能力は確実に身に付いたと思います。
また学生の頃とは違うなと改めて感じたことは、学生の時は研究結果を発表する相手が同じ研究室の仲間だったりと同じ知識レベルだったので、そこまで話し方を工夫する必要はなかったのですが、ビジネスとして話の構成を組み立てたり、お客様にわかりやすく伝えなくてはいけないというところです。これから身に着けていきたいと思います。
ー 将来、どんなデータサイエンティストになりたいですか?
希望していたマーケティングの部署に配属いただきましたので、解析を通して販売の促進や売り上げの向上に寄与できるよう、新しいアイディアを持ったデータサイエンティストになれたらいいなと思っています。
■ 上甲さん
ー 音楽を聴くことが趣味とのことですが、例えばどんな音楽ですか?
シティポップなんかが好きです。一番わかりやすいのは山下達郎さんとかですね。海外で数年前から流行っていて、逆輸入の形で知りました。
ー 学生時代に学ばれていたことを詳しく教えてください。
医学系の大学で、分子生物学を学んでいました。学部の4年から修士・博士の7年間ほど、生物の組織や臓器などがどう成り立っているのかを遺伝子の制御レベルで明らかにする分野の研究室に所属していました。その中で僕は毛髪を作る臓器:毛包に着目し、毛髪の再生メカニズムについて研究していました。設備が良く、新しくできた研究室だったこともあり、一から自分で研究を始められるいい環境でした。
ー なぜデータサイエンティストになろうと思ったのですか?
医学系の研究をしている中で、データサイエンスと実験系の研究のコラボレーションが頻繁に起こっていたんです。僕自身も、データ分析を取り入れたことで一気に研究が進んだ体験をしました。実験系の研究だけだと一つの組織や臓器を構成する個々の細胞に対し、どういう遺伝子がどの程度発現しているかを一気には見れないのですが、データサイエンスと上手く組み合わせると、個々の細胞が持っている遺伝子の発現量なんかも網羅的に見ることができ、理解が深まりました。
データサイエンスは色々なことに介入しうるという可能性を感じました。そこから、仕事としてやってみたいなと考えるようになりました。
ー では、D4cプレミアムを選んだのはなぜですか?
ノウハウプレゼン大会に参加し、実際働いている方の雰囲気を知ることができたのがとても大きかったです。社員の皆さんが勉強熱心な社風が伺えて、そういうところに惹かれて入社を決めました。他の企業ではそのような機会はなかったので印象的でした。
データサイエンスの企業の他にも、研究してきた経験が活かせる化粧品メーカーなんかも受けたんですが、やはりデータサイエンティストに興味があったことと、D4cプレミアムはお客様の支援領域も広いこと、先に内定いただけたこともあってD4cプレミアムに入社を決めました。
ー 現在、新人研修を3ヶ月受講されたところですが、いかがですか?
研修で学んだことを100としたら、10パーセントくらいの知識レベルだったと思います。R言語を研究で使っていた程度でした。プログラミング言語に関しては、思っていたよりも覚えることが多く、何も見ずにできるかと言われたら難しいんですが、これをやればいいんだというイメージはできるようになったと思います。
マーケティングの研修で発表の機会があり資料の作り方を教えていただいたのですが、研究者としてのデータの見せ方と、ビジネスマンとしての見せ方は違うことを改めて感じました。お客様ありきのビジネスとしての考え方を知ることができたことは大きかったです。
前半2ヶ月はプログラミングをがっつりやったんですが、その後ロールプレイングを行った際もプログラミングに力を入れてしまって。フィードバックをいただいた中で、プログラミングも大事だけど、物事をどう捉えるのか・伝えるかという考え方の部分が大切だという指摘を受け、意識が大きく変わったなと思います。これから業務に入っていく上でとても勉強になりました。
ー 将来、どんなデータサイエンティストになりたいですか?
顧客のニーズを考え、求められる以上のパフォーマンスができるデータサイエンティストになりたいです。
普段買い物にでかけた時、どういう売り出し方をしているのか?という観点で見るのがとても好きなので、マーケティングに興味があります。ただそれだけではなく、色々な分野も経験してみたいです。
■ 大川さん
ー 野鳥観察やゲームが趣味とのことでしたが、詳しく教えてください。
野鳥観察については、バードウォッチングをしながら、鳥の写真を撮るのが小さい頃から好きでした。ゲームはキャラクターを集めて対戦させるゲームを良くするのですが、それはコレクションより対戦が好きです。それぞれの特徴を生かして戦略を練るのが楽しいです。
ー 学生時代に学ばれていたことを詳しく教えてください。
生物系の大学で植物生態を学んでいました。植物の生存戦略の違いを明らかにするために、長さや面積といった特徴を複数調査し、それぞれの特徴にどのような関係があるのかを研究していました。例えば葉の面積一つとっても、大きいと成長速度が高い代わりにストレスに弱く、反対に葉が小さいと成長速度が遅い代わりに耐性があり、過酷な環境でも生きられるのように、特徴どうしの関係を調査するという研究の中で、例がまだあまりない「植物の根」をメインに研究していました。
ー なぜデータサイエンティストになろうと思ったのですか?
僕は統計解析ソフトのRを使って研究の解析を行っており、その研究を通してデータ解析が面白いなと思ったことが初めです。
実は就活当初は公務員を志望していたんです。元々デジタルトランスフォーメーションに興味があり、スマート農業やIT林業に関わりたかったのですが、公務員はなかなか狭き門で…。データサイエンス系であれば近いことができるかもしれない、と考えるようになりました。
受けた企業としてはD4cプレミアムの他に、工事の際の生物環境を守るという面で寄与できるかと思い建設コンサルの企業や、IT系の企業も他に1社受けました。
公務員になっていたら安定が手に入っていたと思いますが、データサイエンティストを目指すことができ、今は「面白さ」を得たと思っています。
ー では、D4cプレミアムを選んだのはなぜですか?
色々な業界の分析支援をしているところに惹かれました。別に受けた企業は金融系に特化している企業で。より様々な分野に携われるD4cプレミアムに入社を決めました。
ー 現在、新人研修を3ヶ月受講されたところですが、いかがですか?
受講前は、研修の内容が100だとしたら、25%くらいの知識レベルだったかなと思います。もともと統計学は勉強していましたが、データが綺麗に揃っている状態からの解析しかしたことがありませんでした。研修では、生の状態の情報を解析で使えるように持っていく、データ加工の流れを知ることができたのがとても大きかったです。
また研修ではPython・SQL・SAS・Rの4つの言語を学びましたが、僕はRしか使ったことがなかったので完全に初見でした。この短い期間で全体的になんとなく理解できるようになったので、そこは成長できたなと思います。
考え方で学んだこととしては、学生の頃は結果が出なくても取り組んだことを評価してもらえていましたが、ビジネスではもちろんそうではない。締め切りを守った上で品質の高いものを納品しなくてはならないということを改めて実感できました。知識面のスキルはもちろんそうですが、学生時代には必要とされてこなかった社会人としてのスキルを学べたことも大きかったなと思います。
ー 将来、どんなデータサイエンティストになりたいですか?
スキル面だけでなく、資料作りやプレゼン能力・コミュニケーション能力でも他を凌駕できるようなデータサイエンティストになれたらと思います。
健康・医療の分野も面白そうだなと思っています。あとは元々興味があったスマート農業などの分野にも携わることができたらと考えています。
学生の皆さんへ
ー 入社前にやっておけばよかったと思うことはありますか?
常川さん:とても基礎的なことですが、自分は忘れ物が多いことを学生のときからしっかり意識しておけばよかったと思っています。物理的な忘れ物もそうなんですが、作業に没頭してしまうところがあって。今はスマホのリマインダーなどを使ってなんとか対応しています。あとはマーケティングの部署に所属が決まったので、分析知識だけでなく、そういった分野に関する勉強をもっとしておければよかったなと思います。
上甲さん:僕は学生時代に統計学の勉強をしていなかったので、もっと学んでおけばよかったなと思います。
加藤さん:私も統計学は全く勉強してこなかったので、学生の間に触れておけばよかったです。
ー データサイエンティストを目指している学生へ、メッセージがあればお願いします。
加藤さん:データサイエンスにほとんど触れてこなかった私も研修はついていけていますので、興味があるならば諦めずに挑戦してほしいです。
上甲さん:D4cプレミアムは学びの環境が整っていて、社員同志で教え合うという社風をとても感じます。データサイエンス未経験の方には特におすすめしたい会社です。
常川さん:D4cプレミアムは同期だけじゃなく先輩方にも、優秀で個性的なメンバーが多くて、私は毎日出社するのが楽しいです。何かに熱中している方が好きなんですが、そういった方ばかりなので日々刺激を受けています。
ー 「2」へ続きます。
(書き手・撮影:吉田)