女性データアナリストとして仕事と子育てを両立。3児の母が語るキャリアの土台作りとは。
メンバーにインタビュー!このシリーズでは、若手からシニアの様々なメンバーの、データ解析の世界に進もうと思った経緯や弊社との出会い・印象に残っているプロジェクトなどについてお届けします!
今回お話を伺うのは、親会社である株式会社データフォーシーズへ2023年にキャリア入社された大嶌さん。3人の小さなお子さんの育児と両立しながら、D4cプレミアムの若手メンバーと共にプロジェクトを推進し、現在はマーケティング系の案件にてプロジェクトリーダーとしてご活躍されています。
自己紹介
ー ではまずはじめに、自己紹介と入社前のご経歴を教えてください。
はい。私は現在、マーケティング系の案件にて、進行管理といったプロジェクトマネジメント業務を担当させていただいています。プライベートでは3人の子どもがおりまして、現在は育児融通制度*を利用しながら時短勤務で働いています。
経歴としては、過去に2社経験してます。1社目は求人広告の会社でコピーライターをしていました。まず広告系の企業に進んだ理由は、単純にかっこいいなというところなのですが(笑)叔父が広告業で身近だったことと、デザインなどが好きだったのでおしゃれなものにも触れていられるかなと思ったんです。仕事としては、営業の方が取材してきた内容を私たちが原稿に起こしサイトを更新するというものでした。最後の方は自分で取材にもいって、企業が自分たちの顔として選んだ、優秀な方のお話を聞くことができたので楽しかったです。
2社目は信販会社で審査の基準作成を担当し、白黒つかない問題を突き詰めるのは面白さがありました。その会社には15年間勤めたのですが、「企画すること」が好きだったので長く続いたのではないかと思います。

ー 15年!それだけ長く勤められて、転職を考えた理由はなんですか?
時短勤務という制約がある中で、同じ部署のメンバーが昇進していくのを見て、「このままでいいのかな。」と自身のキャリアプランを再考しました。
所属部署を支える一員として、業務改善や基準策定を通じた組織貢献への意欲が高まる中で、現状維持に留まらず、専門性をさらに磨きたいという思いが強くなりました。そして将来的なフルタイム復帰を見据えつつ、「自らのアウトプットに対し正当なフィードバックが得られる環境」でいち早くスキルアップを図るため、転職を決意しました。
データサイエンスの道・弊社に入社を決めたきっかけ
ー 異業種からデータサイエンスの世界に興味を持たれた理由はなんですか?
前職では「個人の経験や勘」に頼らざるを得ない場面が多く、本来ならデータで基準を一定水準化すべきだと感じていましたが、当時の私にはそれをシステムに落とし込むための具体的な技術が足りず、断念した経験があります。
こうした課題を解決するための技術的な引き出しが足りないのではないかと思い、データサイエンスの世界に入り、自分でもデータをうまく取りまわせるようになりたいと思ったのがきっかけです。
ー では、D4cグループへ入社を決めた理由は何ですか?また、実際に入社されていかがですか?
私はデータ分析の実務経験がまだ浅かったこともあり、経歴がどこまで通用するのか不安がありました。面接の過程でこれまでのキャリアについてかなり控えめにお話ししていたのですが、「結果しっかりやれているんだから、仕事上の謙遜は必要ない。もっと経歴に自信を持っていい」と代表に言っていただけたことが大きいです。前職で「評価されていない」という想いがあったので、その一言ですっと心が軽くなったのを覚えています。
実際に入社してみて、上司も私の状況を理解してくださって、時短勤務という制約がある中でも最大限に力を発揮できるよう、役割や環境を整えてくれていることを実感しています。周りのバックアップがあるからこそ迷いなく業務に邁進できており、非常に充実した日々を送れています。
ー それまで取り組んできたことをしっかり見てもらえるのはとても嬉しいですよね。では、現在はどんなお仕事をされていますか?
前職での経験を活かした、案件の俯瞰や進行管理といったプロジェクトマネジメント業務を担当させていただいています。D4cプレミアムの若手のメンバーの方々と上層部の間の橋渡し的な位置におりまして、スケジュール管理・タスク管理・品質管理などを行っています。
一緒にチームを組んでいるD4cプレミアムの皆さんは、誠実な対応がとても印象的で、難しいツールも使いこなしていてすごいなと思います。一緒に業務をしていてとても刺激を受けますし、私は分析スキルそのものがまだまだ学習中なので、早くそうなれるよう頑張りたいです。

ー 印象に残っている仕事はありますか?
以前担当した小売り・流通系のお客様の案件です。お客様のご要望から始まったプロジェクトではなかったのですが、こちらのご提案を受け入れてくださる形で実施された施策でした。結果は良好で、お客様が社内でその施策効果について熱意をこめて発表してくださる姿を拝見し、とてもうれしかったです。
その後、同じ取り組みを別店舗でもやってみたいというお声をいただき、スモールスタートで信頼を得ていくことの大切さも感じました。
ー 取り組みの成果が出て、お客様に喜んでいただけるのはとても嬉しいですね。
仕事と子育ての両立について
ー お仕事に邁進される一方で、大嶌さんは3人のお子さんのお母様でもありますよね。お仕事と子育て、上手に対応されているイメージがありますが、実際のところはいかがですか?
そうですね。まだ手はかかりつつも少しずつ余裕がでてきたところではありますが、3人目の育休から復帰する際は仕事と家庭のバランスをどう取っていくか、自分なりに一生懸命考えました。
ー 実はインタビュアーである私も、最近二人目を出産して復帰した身なので思うことなのですが、子を持つと働き方がどうしても変わっていきますよね。
必ずしも女性が働き方を変える必要はないと思うのですが、子どもの世話に充てる時間はどうしたって生まれます。各ご家庭でどうやりくりするかを考える必要はありますよね。
私の場合は、一人目の時は夫が子どもの送り迎えの対応ができたので私が残業で遅くなっても問題なかったのですが、2人目以降は夫の仕事が変わった都合でそうもいかなくなり、優先順位を何より子どもに持っていかざるを得なくなりました。それまでもやるべきことはもちろんやっていましたが、子どもたちの母としての代わりはいないのだから、とある時、吹っ切れましたね。
子どもが小さいうちは保育園から頻繁にお迎えの連絡がありますし、一人が風邪をひくと、連鎖してもう一人が風邪を引いて、ということもよくあります。どうしても自分だけでコントロールできない事象も増え、出産前と同じ働き方をすることはやっぱり難しかったですね。
ー 働き方を少しセーブすることで、キャリアステップに対しての懸念はなかったですか?
前職では就業数年で産休育休、時短勤務という流れだったので役職は付いておらず、役職がなくなるという懸念はあまりなかったんです。ただ、まだ子どもが小さく時短勤務が約5年は続く中、自分のスキルを上げることができる環境に身をおきたいと思うようになりました。「家庭を優先してこのままでもいいんじゃないか」という周りの声もありましたが、自分の可能性を信じて出来ることを増やしたかったので、私はD4cグループへの転職を選びました。
私は環境を変えることを選択しましたが、若いうちに一つの会社で自分の強みやスキルをしっかり積み上げておくことも非常に価値があると感じています。ライフイベントを経て復帰する際、その積み重ねが自信となって自分を支えてくれますし、新しい役割への挑戦も後押ししてくれるのではないかと思います。仕事と家庭、どちらか一方ではなく、どちらも大切にするための『土台づくり』を早くからしておけると理想的ですよね。
私は、たとえ会社での評価が一時的に下がったとしても、その中で自分が得たいものがあれば、自ら退く必要はないと思います。母親としての役割との両立を考えると、重要度や緊急度の高い第一線の業務に、物理的な制限がでる場面はあるかもしれません。しかしその状況でも成果を出すことは十分に可能だと思います。たとえリーダーというポジションでなくても、チームで思考を共有し、適切に役割を分担しながら成果を出せれば、リーダーに必要な育成経験は積めている、と思うんです。
ー 確かにそうですね。大嶌さんは、ご自身のライフステージが変化していく中で、仕事に対する「役割」や「責任」の捉え方に何か心境の変化はありましたか?
はい。私は3人目を授かり時間的・体力的な限界に直面してからは、より一層「限られた時間の中で、本当に自分にしかできないことは何か」を真剣に考え行動するようになりました。それは決して役割を放棄することではなく、今の自分だからこそ出せる価値に集中するという選択です。当時は職場の皆様にもたくさんのご配慮をいただき、その温かい支えがあったからこそ、なんとか両立しながら役割を全うすることができました。この経験が、限られた時間の中でどう成果を出すか、今の自分なりの仕事の在り方を模索するきっかけとなりました。
そして、現在は時短勤務ですが、D4cではアウトプットやスキルに対して正当に評価をいただけていると感じます。実は入社して約1年で、職位が一つ上がりました。「限られた時間の中でも、しっかり成果を出せればキャリアアップはできる」という実体験は、今の私にとって大きな自信になっています。
ー 限られた時間で成果を出し着実にキャリアアップされている姿は、同じ境遇の方にとって大きな希望になりますね。一方で、自分らしい働き方を実現し続けるためには、ご自身の努力だけでなくご家族の協力も重要になってくるのではないでしょうか?
そうですね。我が家では私が時短勤務を選択することになりましたが、そのご家庭によって状況は変わると思います。
これは男性も女性もないんですが、結婚して家庭を持って、自分だけの生活じゃなくなったときは、ある程度しなやかに生きることも必要だと思っています。仕事ももちろん大切ですが、自分の人生や家族を大切にすることは自分にしかできないことですもんね。ライフワークが充実するからこそ、しっかり仕事に打ち込めるということはあると思います。

ー ありがとうございます。では、大嶌さんが仕事と育児を両立する上で、ご家庭で工夫されていることはありますか?
もう上の子は小学生なので、翌日の準備は前もって何度も声をかけて、自分で玄関に置くようにさせています。子どもがもっと小さい頃は、市のお迎え代行サービスを使ったり、シッターさんに来てもらって作り置きをお願いしたこともあります。最初は手間ですが、一度登録してしまえば使いやすいですよ!そういうサービスは遠慮せずに使った方がいいです。
両親はどちらも遠くにいるので簡単には頼れないんですが、本当に忙しい繁忙期なんかは、母が飛行機で来て、少しいてくれたこともあります。少々話は逸れますが、いつの間にか子どもも成長するもので、小学校の長い夏休みをのりきるための工夫としては、昨年は長男に1人で飛行機に乗って私の実家に行ってもらい、あとから家族で合流したりしました。
転職した当初はバタバタして家事に手が回らないこともあり、夫にその負担がいって揉めることもありました。都度少しずつ話し合いを重ねながら、もともと得意だった料理に関しては夫が担当してくれるようになって。なので日々の夕飯作りは、私はやってないんです。最高ですよね(笑)
ー 最高ですね…うちはほぼ私なのでうらやましいです(笑)。ご夫婦で話し合いながら見つけてきたちょうどいい形なんですね。当社には育児融通制度*がありますが、利用されてますか?
利用しており、とても助かっています。前職では業務上、在宅勤務だとできない仕事も多かったので、有休でのやりくり・出勤日と子ども関連の予定調整で結構大変でした。実は長男に「いつも授業参観に来てくれなかった」と言われてしまったことがあって。下2人もいますし仕方ないことなのですが、ちょっと心残りですね。
D4cグループへ入社してから、育児融通制度の取り決めの中で、勤務時間を少し前倒し・後ろ倒しにさせていただいたり、全社員が使える残業時間を相殺する「時間休」を使うなどして、平日にやりくりすることが少しできるようになりました。この「時間休」についても、育児融通制度ではさらに拡大した使い方ができ、それらを上手く活用して、子どもの突発的な体調不良や保育園からの呼び出しなどに対応することもできており、とても感謝しています。
今後のキャリアについて
ー 子育ては今後も続いていく中で、大嶌さんは今後、どんなキャリアプランを考えていらっしゃいますか?
子どもが大きくなりフルタイムで働ける未来に向けて、「現場の悩みやニーズを丁寧に汲み取り、データという形にしてお返しする『架け橋』としての価値を高めていけたらと思っています。
お客様からの「なんとなくこんなことで困っている」という抽象的な課題に対し、どんな数字があれば解決のヒントが見えるのかを考え、データサイエンティストの方々へ現場の意図を正しくスムーズに連携すること。そして導き出された分析結果を、お客様がより直感的に理解し次のアクションへ繋げやすくなるよう、お伝えする力を磨いていきたいです。
将来は、どこにいても『大嶌さんにお願いしたい』と言っていただけるような、唯一無二のスキルを磨いていきたいです。それが実現できれば、例えば地方の実家で親に孫との時間を作ってあげるといった家族孝行を兼ねた柔軟な働き方の選択肢も、会社と相談しながら広げていけるのではないかと考えています。

ー 子育て世代の働き方に関連して、もっとこうなったらいいなということはありますか?
D4cグループの男性社員は育休も積極的にとられてますし子育てににも協力的な印象がありますが、一般的にはご家庭を奥様が支えていらっしゃる場合が依然多いのではないかと思います。様々な環境がある中で、家事や育児・介護などを一身に担いながら働く女性もまだまだ多いと感じることもあり、男性女性に限らず社会全体でそのことへの理解と、協力体制がより自然に深まっていくと嬉しいなと感じています。
そして、子育てに関する融通制度を受けている方々には、会社へ求めること以上に限られた時間の中でどう成果を出すかという「自律した働き方」が必要だと思っています。私自身まだまだではありますが、育休や時短などの経験を通じて、より効率的で本質的な仕事の進め方を意識するようになりました。
どんな会社でも「子育てと仕事の両立」は、社内の理解・フォローがあってこそ成り立つものだと思います。全員が個々の人生を大切にしながら、お客様のために最善の成果を出せる組織になったらいいと思っています。
ー 最後に、これから子育てや仕事との両立を考えている応募者の皆さんへ、メッセージをいただけますか?
子育てと仕事の両立は簡単なことではありません。ですが、そのおかげで手に入る強さもあると思います。これまで培ってきたスキルや知識をベースに、限られた時間で効率良く成果を上げる努力や、先回りの準備。その「自分にできる最善を尽くす」という自律心と、周囲のサポートへの感謝を忘れずに取り組むことで、道はきっと拓けます。一歩ずつ、自分らしい両立のスタイルを見つけていきましょう。
時折お母さんの顔を見せながらも、お仕事への熱意をお話くださった大嶌さん。
実は、書き手である私も一人目の出産をきっかけに働き方を見直し、D4cグループへ入社しました。育児融通制度を活用し、周りにフォローいただきながら日々奮闘しています。
取材の中で「限られた時間の中でもスキルを最大限に発揮できる環境にとても感謝している」とお話された大嶌さんがとても印象的で、私も大嶌さんのように「かっこいいお母さん」でいたいと思いました。
大嶌さん、たくさんのお話をありがとうございました!
(書き手・撮影:吉田)
*「育児融通制度」:小学校3年生までの実子を育てるメンバーが、対象実子の育児に必要と認められる場合に時短勤務や時間休等が認められる当社独自の制度








