探求心を持ち続けて仕事をしたい。その想いを叶える環境がここにはある。
株式会社D4cプレミアムのメンバーにインタビュー!このシリーズでは、若手からシニアの様々なメンバーに、データサイエンティストになろうと思った経緯やD4cプレミアムとの出会い・印象に残っているプロジェクトなどについて、お届けします!
今回お話を伺うのは、取材当時入社2年目のKさん。医療系の案件にてデータサイエンティスト・統計プログラマーとして活躍されています。(取材は2021年11月に行われたものです。)
※株式会社データフォーシーズ(以下D4c)は2022年1月に分社化し、Kさんは現在株式会社D4cプレミアムに所属しております。以下の転職・入社時のエピソードは当時の社名=「D4c」で記述しています。
自己紹介
ー まずはじめに、自己紹介と入社前のことについて教えてください。
はい。修士卒入社2年目のKです。大学では文系の学部に所属していて、経済学や歴史とか…経済史の研究をしていました。
ー 文系の学部出身なのですね!学生の時にプログラミングや統計等、何か触れていたのでしょうか?
いえ、歴史系の学問なのでまったく触れていませんでした。ただ、歴史データを丁寧に読み込み、そこから何が言えるか、過去の研究結果と統合するとどんな歴史像が見えてくるかなどを考え、論理的に説明するということを行っていました。
この広い意味での分析・解析の経験を活かした仕事がしたいと考えていた時、たまたま大学が主催している就活イベントでD4cと出会い、そこで初めてデータサイエンティストという仕事を知りました。バックグラウンドは違うけれど、本質的なものはやってきたことと似ているなと感じて、自分に合っているのではと考えました。
就職活動やD4cとの出会いについて
ー D4cの第一印象は覚えていらっしゃいますか?
実はあまり覚えてなくて…たくさんの職種が集まった就活イベントで、いろんな会社の説明会に参加していたので…はっきり印象を思い出せるとしたらD4cのインターンに参加してからですね。
ー 応募いただく前に、弊社のインターンに参加されたんですね!
はい、ExcelやRを使って実際に集計を行うという内容のインターンで、楽しかったです。そしてインターン参加後に、グループ会社のD4cアカデミーで勉強してみないかと誘われました。修士1年の秋ごろから半年くらい勉強させてもらって…そこで初めて本格的にデータ分析やプログラミングに触れたんです。
自分が書いたプログラムが思った通りに動いて、結構おもしろいなと。PCを使った作業も自分に合っているとわかり、そこからIT系の仕事に就きたいと思い始めました。
ー ほかにどんな企業を受けられたんですか?
システム会社をいくつか受けて、インターンは他に鉄道会社や保険会社などに参加しました。あるインターンでは「営業や在庫管理を体験しよう」とボードゲームのようなことをして。当時は結構一般的だったんですが、自分は面白くなかったです。性格的なところもあるのですがちょっと違うな、と感じて。
いろんな企業を見て、専門的なことを頭を使ってやる方が自分には向いているのだと感じました。先ほども話しましたが、D4cのインターンはExcelやRを使って実際に集計を行うというもので、とても楽しく感じました。
ー D4cとほかのシステム会社との違いって何かあったんでしょうか。
D4cが比較的小さな会社だったのも、心理的にハードルが低かったです。当時大企業に就職した友人から「隣の人が何の仕事をしているかわからないことが結構ある」と聞いていて。コミュニケーションの取りにくそうな大企業より、周りの人とやりとりがしやすい中小企業の職場環境のほうが自分に合うと思いました。
それから、あくまで自分の印象ですが、ある程度の規模の企業だと自分に合わない人が一定数いるんじゃないかと思っていて…。中小企業だとそのあたりのスクリーニングがされてるイメージがあります。採用担当の方は、当時「D4cは大学の研究室のような感じ」って言ってましたね。実際に入ってみて、まさにそうだなと思っています。
ー 就職活動の際、絶対に自分が譲れないポイントってありましたか?
頭を使う人を大事にしない会社は嫌だなと思っていました。
実は、大学院に入る前、大学4年の時に一度就活していたんですが、まあ正直それがうまくいかなくて。企業側からしたら会社に合わないから落としたのだとは思うんですが、自分としても企業を見ていて。
大学で「どんなことを身につけどんな経験をしてきたか」ということよりも、「英語苦手なの?フーン」みたいに表面的な知識だけを重視したような質問をされて…ものすごくがっかりしたことを覚えています。そのあと大学院に進むことを決意し、一旦就職活動から離れました。
ー では、大学院で学ばれた後、改めてどういう会社に入社したいと考えていましたか?
「物事の根本を探ろうとする力を持ち続けられる会社」ですかね。疑問を持ち続けられるというか。大企業だと、どちらかというと嫌われる考え方かもしれません。「思考する前に指示されたことをひとまずやれ」と言われるイメージがあって…。あくまで想像ですが(笑)
自分としては、自分の疑問や探求心を持ったまま仕事をしたいと考えていて、それを許してくれる会社が選ぶ基準だったかもしれません。
ー D4cはそれにあたったのでしょうか。
そうですね。入社前に、社内イベントの「ノウハウプレゼン大会」に参加させてもらって、こういう世界があるんだと。大学の研究に近いと感じましたね。仕事にするには大学教授になるしかない学問を学んでいた自分としては、「研究しながら仕事になる職業があるんだ」と新鮮な気持ちでした。
業務について
ー 入社後、Kさんの最初の案件はどんなお仕事だったんでしょうか?
最初の仕事は、ある特定の処理をするツールを作成するというものでした。機械学習込みでゴリゴリプログラミングする案件です。前任の方が残したツールの改修だったんですけど、複雑な構造やデータの形が難しくて…。
難しくはあったんですが、自分で図に書いてイメージしたり、ここにこの関数を使おうとか、自分で考えてコードを書いていくのがめちゃめちゃ楽しかった覚えがあります。難しい内容のものをシンプルにまとめるのが一番大変なんですが、達成感があるから好きですね。
ー 難しいのに楽しいなんて..!では、他に印象に残っている案件はどんなものですか?
保険関係の案件です。ひたすら集計・資料作成の繰り返しで、毎日残業していました。もともと開始が遅れていた案件で、納期は変わらなかったためタイトなスケジュールだったのと、無限に修正がはいるという意味で印象深いです…
あとはそうですね、現在従事している案件はそれとは真逆で、閑散期は自分から探しに行かないと仕事がなかったりします。ただその分、資料作成・プログラミング・医療関係の集計など、色々な経験ができました。タイトだった直前の案件とのギャップが、ある意味印象深いです。
ー 案件や現場によってそんなに違うんですね。積極的に仕事を探しに行くことで、新しい経験が積めるのはとても素敵なことですよね!では、D4cに入ってよかったと思う点はなんでしょうか?
周りの人がいい人ばかりで、人に恵まれています。特に先輩が普段から気にかけてくれるので、それがとてもありがたいです。
D4cメンバーや働く環境について
ー D4c社内で尊敬してる人、こん人になりたいのような…ロールモデル的な人っていらっしゃいますか?
そうですね、現在の上司や現場リーダーでしょうか。
上司は一緒に仕事をしていて楽しいと感じる方です。硬すぎず気さくに接してくれます。もし自分が部下を持ったら、同じように接したいと思います。
現場リーダーは同い年なんですが(入社年度が先なので先輩にあたる)、リーダーとしての振る舞いがもうすでにしっかりされていて、でも偉ぶってなくて、やっぱり気さくなんです。とても仕事がしやすい環境だと思います。
ー 働く環境って大切ですよね。社会人として2年たちますが、辛かったことなどはありますか?また、それをどうやって乗り越えたのでしょうか?
前の現場ですね…無限に修正が入って終わらない…修行でした(笑)。
すごく辛かったんですが、納期という終わりがあるのがわかってたので頑張れました。あと、やはり上司がいたのが大きいです。しょっちゅう顔を出してくれて現場で一緒に作業してくれたんです。一緒に仕事をしていて楽しいから耐えられたと思います。
ー 常に気にかけてくれて、一緒に働いて楽しい上司がいるって本当に心強いですね!では、Kさんから見てD4cに合う人・合わない人ってどんな人だと思いますか?
んー難しいですね!細かいことに気付ける人が合うんじゃないでしょうか。おおざっぱではなく、注意深く作業ができる人。それができないとこの仕事ってうまく回らないと思うんです。あとは、自身の技術や能力を高めたいと思う人が向いていると思います。D4cには仕事を楽しみながら勉強したり、スキルアップするメンバーが多いと感じています。
今後のキャリアについて
ー Kさんとしてはこれからのキャリアはどう考えていますか?
キャリアについては、これからじっくり考えなきゃいけないとは思っていますが、直近だと、お手本になれるような働き方をしたいです。もう少しで今の現場に初めて後輩が入ってくるので、先輩が自分にしてくれたことを後輩にしていきたい。この先もそれは変わらないと思います。自分が得た知見やノウハウを、今後部下や後輩へ引き継いでいきたいです。
ー 自分の価値観を軸に、楽しみながら仕事に取り組んでいるKさん。たくさんのお話をありがとうございました!
(書き手:吉田)