2023/07/14
メンバー

データサイエンティストは常に学び続けられる仕事。日々新しいインプットを重ねていきたい!

株式会社D4cプレミアムのメンバーにインタビュー!このシリーズでは、若手からシニアの様々なメンバーに、データサイエンティストになろうと思った経緯やD4cプレミアムとの出会い・印象に残っているプロジェクトなどについて、お届けします!

今回お話を伺うのは、マーケティング系の案件にてデータサイエンティストとして活躍されているブライソンさん。

自己紹介

ーまずはじめに、簡単に自己紹介をお願いします。

はい、ブライソンと申します。日本とイギリスのハーフです。現在は、マーケティング系の分析案件に、二つ掛け持ちで携わっています。

ー 学生時代はどんなことを学ばれていましたか?

大学は、情報科学科で広くITの勉強をしていました。プログラミング言語からOS・アーキテクチャ・電子回路など、ITに関することはほぼ網羅しました。パソコンの元の元になる回路の授業では、はんだ付けの実験なんかもやりました。

ー その中で楽しかったのはどんなことですか?

3年最後の集大成の授業の中で、コンパイラというプログラミング言語を機械言語に変換するプログラムを作るという課題があったんですが、それがものすごく面白かったです。今まで勉強したことをフルに使って挑むような課題で、これのせいで留年した生徒もいるくらい難しかったんですが…生徒が7、80人いる中、5番目くらいに終わらせて提出できました。

ー すごく早いですね!

僕の自慢の一つです。
早めにやっておきたいっていう性格もあるんですが、課題自体がとても面白くて、夜中の3時とかまでやってしまっていました。

学部の思想として「プログラムの中身そのものよりも、IT全般の仕組を理解して、ゆくゆくはITの指示を出す側の人間になってほしい」という考え方があったので、指示を出す側の人間は奥底まで理解しなくてはいけないと学びました。大学の勉強はものすごく楽しかったです。

ー 学生生活はどんな風に過ごしていましたか?

仲のいい友達みんなで集まって課題をやったり、学祭の実行委員をやったり…充実していました。僕はずっと「サークルの夏休みの合宿」ってのをやってみたかったんですが、自分のサークルでは無かったので学年で飲み会イベント等を企画する幹事に立候補して、80人くらい連れて淡路島のホテルで2泊3日の合宿を企画しました。ただ遊ぶだけの合宿で、ものすごく楽しかったです。

ー とても充実した学生生活だったんですね…!

データサイエンティストを目指したきっかけ

ー データサイエンスに興味を持ったきっかけは何ですか?

高校2年生に受けた情報の授業でした。そこで先生が、「皆がお得だからと持っているポイントカードは、企業としては登録された情報や購買情報を紐づけて、データとして蓄積し分析・マーケティングに使うんだ」という話をしてくれて。それがめちゃくちゃ面白い!と思ったんです。

一般の人が見ても良くわからないもの(=データ)を、分かる人が見ることで売上アップの方法を見出すことができるなんて…なんて面白いことなんだと感銘を受けました。

当時、IT系の仕事をしていた祖父にこの話をしたら「これからはビッグデータの時代だぞ」と言われ、自分で調べたらデータサイエンスという学問領域があることを知りました。

当時はデータサイエンスを勉強できる大学が少なくて、そこに進むかどうか悩んだんですが、もう1つに決めてしまうのはもったいないと思ったので、まずはデータサイエンスより一つ広いITの勉強ができる大学を選びました。

ー 高校2年生から、もうやりたいことが見つかっていたんですね。では、大学で少し広い分野を学んだあと、やっぱりデータサイエンティストの道を選んだきっかけは何でしたか?

大学で就職活動をしている時に色々な会社のインターンを受けたんですが、その中でD4cのインターンに参加したことが、この道を選んだきっかけです。

僕、データサイエンスの勉強は学生時代もずっと独学でやっていたんです。大学ではその分野の勉強をしている友達もいなかったので…。そんな中、D4cのインターンに行ったときに、データサイエンスを学んでいる人たちと初めて出会いました。

同じ課題を与えられているのに、分析する人によって結果が全然違うことに驚きました。同じデータを分析しているのにまったく真逆の考えを言ってる人もいて…それがとっても面白くて、「やっぱりデータサイエンティストだ!」と思いました。

就職活動と入社後について

ー D4cのインターンがきっかけだったんですね!光栄です…!インターンもその一つかと思いますが、就職活動はどのように進められましたか?

まず、データ分析を事業としている会社を片っ端からネット検索して、何をしているのかをひたすら調べていました。そこでD4cのことも知ってインターンに応募しました。組み込みソフト系の企業なんかも含め、インターンには3社くらい行きました。

インターンを受けた理由は、経験しておきたかったのと、楽しそうだと思ったこともあるんですが、一番は自分を企業に売り込みしなくちゃという想いが強かったです。僕は学部卒なので、院卒の方とは違って面接で研究の話なんかができない。インターンでアピールをして、あわよくばそこで決まって欲しいと考えていました。

ー 弊社のインターンに参加していかがでしたか?

5日間きつかったですけど、その分めちゃくちゃ楽しかったです。

実はインターンの中で結構厳しめの言葉をいただいたことがあって…それがとても印象的だったんです。就職活動は今売り手市場で、就活生に良い顔をする企業が多いと聞いていたので、リスクを背負って僕らを叱ってくれたところが、僕にはとても好印象でした。

あとインターンの最後で一人ずつまとめの発表をしたのですが、そこで評価してもらえたことも印象的でした。嘘ではなく本気で褒めていただけていることが分かったので、独学で勉強してきたことを認められた気がしてものすごく嬉しかったです。

ー どんな会社に行きたいと思っていましたか?

その会社専属のデータサイエンテイストになるのではなく、受託でデータ分析をしている会社に行きたかったです。ずっと同じデータを触るよりも色々なデータに触れたかったので、たくさんの企業の案件を抱えているところがいいと考えていました。

あとは大企業じゃなくベンチャー系の会社がいいと思っていました。…僕、目立ちたいんです(笑)。人数の少ない中で活躍していきたいと考えていました。

ー どちらもD4cで叶えられそうですね!他にD4cに決めた理由はありますか?

そうですね。縁を大切にしたいという理由から、先に内定をもらった会社に行こうと最初から決めていました。D4cからはインターンが終わってすぐに面接の案内をいただき、選考が進んでいったので、大学3年の10月くらいにはD4cにいくことを決めました。

あと、面接で雑談をしてくれるところがよかったです。会社って、真面目でなくちゃいけないということはないと思っていて。やるときはやる、楽しむときは楽しむというメリハリが大切だと思うんです。普段はおちゃらけていても、実はとっても優秀で仕事がめちゃくちゃできるっていう姿が僕の理想でもあります。

面接官だった上層部の方もそういう方でしたし、オンラインでお話した若手の社員の方々も、会話の端々に優秀さがにじみでていましたが、真面目なだけじゃなくて話していてとても面白くて。最終的には人が良かった、というのが理由です。

ー では、入社後の新人研修はいかがでしたか?

学生の頃から結構頑張って勉強してきたので、既に知っていたことが多かったです。早く実践を積みたくてうずうずしていました。ただ、SASやRなんかは触れたことが無かったので、新しく学ぶこともありました。

あと、出された課題を同期5人で和気あいあいとやるのが楽しかったです。研修のおかげもあって仲良くなりましたね。当時は毎週全員で飲みに行ってました(笑)。 未だに月に1回は皆で飲みに行ってます。

ー 1つのことを一緒に経験した同期はとっても大切な存在ですよね。

業務について

ー 入社後、一番最初の案件はどんなお仕事でしたか?

はい、最初はアパレル系のお客様の案件に参画させていただきました。
この案件で、人生で初めてクラウドというものに触れました。個人では触れる機会がないものなのでとても楽しかったです。新しいことのインプットをひたすら行いました。

その時みてくださった先輩がとてもいい方で救われたなと思います。優秀なんだけど普段は楽しい話なんかもできて、メリハリがしっかりしていて。仕事の割り振りも、僕が勉強できるようにタスクをたくさん与えてくれて、僕が悩んだり回らなくなった時にはササッとサポートしてくれました。すごく面倒みてくださって、たくさん勉強させてもらいましたね。

ー 印象に残っている案件はどんな内容でしょうか?

やっぱり最初の案件ですね。Google Cloud Platform(以下GCP)というgoogleが提供するクラウドコンピューティングサービスを扱わせていただいたんですが、クラウドのすごさを感じました。GCP内の色々なサービスがどうやって作られているのか、どういう思想なのかという奥底まで理解したいと考えて、GCPのデータエンジニアの資格も取得しました。

現在参画している案件ではまた違うクラウドサービスを使用していて、案件が違えば扱うデータも変わるので本当に面白いです。

ー先日の社内イベント、ノウハウプレゼン大会で受賞されていましたね!

そうですね。もちろん賞をいただけて嬉しかったですが、僕としてはMVP(その回の中で最も票数が多かった発表)を獲りたかったので悔しかったです。

「プログラミング言語 Python」というタイトルで、Pythonの内部仕様について発表しました。Pythonというプログラミング言語がどういう思想を持って、どんな仕組みで動いているのかといった、その言語を使う人間なら知っておくべきだと僕が思うことをまとめて発表しました。

ノウハウプレゼン大会のイベントについては、僕は人前で話すことが好きなので早く発表したくて楽しみにしていました。次の発表も頑張ります!

ー 新しいことを学ぶのが楽しいというお話が端々で出ていますが、常に学習しなくてはならない環境は辛くはないですか?

僕は勉強することが好きなので辛くはないです。学習したいと思うことを見つけては勉強して、また違うものを見つけて勉強して…ということを一生続けていきたいと思ってます。

最近は…新しい案件に参画したタイミングで、それに関係するようなデータベーススペシャリストという高度情報の資格の勉強をしました。何かの設計とか仕組を知ることにすごく興味があるので、その真髄であるデータベースの設計の勉強はとても面白かったです。

勉強は一人で黙々とやるのも好きですし、友達と一緒にやるのも好きですね。資格の勉強なんかは、フリースペースみたいなところで同期と集まってわいわいやったりします。勉強が終わったらそのまま飲みにいけたりしてすごく楽しいです。

今後のキャリアについて

ーD4cに入って良かったと思うことは何ですか?

先ほども話しましたが、一番は色々なことを経験できるところですね。案件が変わるだけでやることが全く変わってくるので、飽きないですしとっても面白い。常に勉強している状態が本当に楽しいです。

残業時間は案件や人によるとは思いますが、基本的にはホワイトな環境だと思います。

あと色々なバックグラウンドを持ったメンバーがいるのは面白いですね。僕は大学時代、情報系の学校にいたのでそういう勉強をしている人しかいなかったんですが、むしろ今は、情報系の勉強をしてきた人を探す方が大変というほどです。メンバー同志で話をするときに「〇〇さんってどんな勉強してたんですか?」から入るので、そういうところも面白いです。

ーこれからの目標について教えてください。

実はマネジメントに興味があります。経験がないので自分がどんなタイプの上司になるかはまだわかりませんが、向いているんじゃないかなと思っています。

…僕「リーダー」というものをやりたいんです(笑)。昔から周りの人がついてきてくれるのが好きで、それをまとめるということをしたいです。もちろん100人いて100人がついてきてくれるというのは難しいかもしれませんが、チャレンジしてみたいと思っています。

最終的には「社長」になりたいですね。リーダーの究極だと思うので…
起業するのか、一つの会社で上り詰めるのか等はまだわかりませんが、いつか「これで稼ぐことができたら楽しい」と思えるものを見つけて、社長になったら楽しいだろうなと思います。

ー D4cに向いている人、向いていない人はどんな人ですか?

やっぱり勉強好きな人が向いていると思います。本当に常に新しいことを学んでいかないといけないので。反対に向いていないのは、安定を求める人ですかね…緩やかにずっと同じことをしていたいという人には向いてないと思います。

ー最後に、応募者の皆さんにメッセージをお願いします。

データサイエンティストは、見方によっては何でも屋ですが、良く言えば「何でもできる」職業です。データサイエンティストとして統計をやりたければ統計を極めればいいし、機械学習や、プログラミングを突き詰めたければそれを武器にすればいいし…なにをやってもいいんです。だから楽しいですよ。おすすめです。

D4cに入るかどうかで悩んでいる方に対しては…そうですね。僕は、実は最初に入る会社ってどんな会社でもいいと思っています。会社って入ってみないとわからないので、自分が思い描くビジョンと実際が乖離している場合なんていくらでもありえます。僕はD4cに入ってよかったと思ってますけど、入ってから、自分に合うか合わないかで動いてくのでもいいと思ってます。

僕はD4cに内定もらった時、入社するつもりではいましたが最後に背中を押してほしくて、エンジニアをしている兄に相談したんです。そしたら「置かれた場所で咲けよ」と言われて。確かにそうだな!と。すごく刺さりましたね。どこで仕事をするかということよりも、自分がそこでどう活躍するかを考えて頑張ろうと思いました。

ー「置かれた場所で咲く」…!なんて素敵な言葉なんでしょう!

そうなんです。僕もこの言葉いいなって思って、友達に相談されたら、自分の言葉かのように使ってます(笑)

ー色々なことを楽しもうとするブライソンさんのお話に、こちらまで明るい気持ちになりました。「新しいことを勉強するのが楽しい!」と本当に嬉しそうに話す姿がとても印象的でした。これからのご活躍も期待しております。
たくさんのお話をありがとうございました!  

(書き手・撮影:吉田)

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