2024/08/09
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数学教師からデータサイエンティストへ。 完全未経験からデータサイエンスの世界へ挑戦!

メンバーにインタビュー!このシリーズでは、若手からシニアの様々なメンバーに、データサイエンティストになろうと思った経緯やD4cプレミアムとの出会い・印象に残っているプロジェクトなどについてお届けします!

今回取材したのは、キャリアチェンジで入社されたRさん。前職はまったくの異業種で経験を積まれており、とても興味深いお話を聞くことができました!

自己紹介

ーまずはじめに、自己紹介と入社前の経歴を簡単に教えてください。

私は大学で数学を学び、卒業後は中学校の数学教師として4年間数学を教えていました。高校時代に恩師から教師になってみないかと薦められたことがきっかけで教師を志しましたが、中学校の教員の仕事は様々で、学級担任はもちろんですが部活動の顧問や行事の企画運営、給食指導から清掃指導など多岐にわたりました。

大変だったことといえば、着任後に特に研修などもないまますぐに授業を行うので、毎日次の日の準備に追われ教職についてからの1,2年目はとても苦労しました。しかし、その分やりがいもあって、子ども達と本気で向き合うため、人間1人1人の成長を間近に感じることができるとても良い職業だったと感じています。

教師というのは、コミュニケーション能力が非常に重要な職業なんです。例えば生徒や保護者の方々とお話をする中で、困り事や悩みなど、本人でもなかなか言語化が難しい根本的な課題を見つけ、ともに解決していく力が必要不可欠となります。私自身も、最初はとても無理だと感じていたスキルですが、徐々に生徒の課題解決ができるようになり、そこにやりがいを感じることも多々ありました。

本気でぶつかり合い、苦楽を共にすると、担任クラスの生徒たちから、サプライズで色紙やメッセージをもらうこともありました。正直とても感動しましたね。そういったつながりが自分を人間として成長させてくれたと思います。

ーでは、数学教師からデータサイエンティストを目指すことになったきっかけはなんですか?

数学を学び教えていたこともあり、いつか数学を社会のために役立てている仕事をしてみたいとずっと考えていました。
大学時代は代数学を専攻しており、統計学にはそこまで深い理解がなかったのですが、統計学の教授からデータを扱う仕事としてデータサイエンティストという職種があると聞いて興味はもっていました。しかも、現代の企業では多くがデータを分析したりいろいろと利活用しているとのことでしたので、漠然と面白そうだなとは思っていたんです。

教師をしながら、社会や企業の課題をデータを用いて解決するというデータサイエンティストへの憧れと、日々成長し多くを学んでいく生徒たちの姿を見る中で、私自身も新たなことに挑戦したいという思いから、データサイエンティストを目指すようになりました。

D4cプレミアムを選んだ理由

ー今最終的にD4cプレミアムに入社を決めた理由は何でしょう?

未経験からデータサイエンティストを目指すにあたり、私が1番重視したことは研修の充実度です。転職活動中に他社も何社かお話を聞いたりしましたが、ここまで入社前研修が整っている企業はなかったので、入社前の面接の際にこれらの研修のことを聞き、入社の決め手となりました。

実際、D4cプレミアムに入社して1か月はプログラミング言語を3~4種類と、統計学に関する基礎知識の研修があります。主に動画で講義を受け課題に取り組みますが、フロア内には実際にデータサイエンティストとして活躍している先輩方がいて充実した環境で研修を受けることができました。

データサイエンティストとして、実際に現場に出て業務に従事してから学ぶことのほうがもちろん多いですが、現場に出る前にある程度の内容を予習しておくことで、未経験の私でもスムーズに業務に合流することができました。

ー未経験からの転職で不安なことも多かったと思いますが、プログラミング等はどのように学習されましたか?

入社前は、プログラミングスキルが皆無だったため、PythonやRなど統計で広く活用されているプログラミング言語から自分で学習を始めました。最初は参考のコードをまねることから始め、徐々に構文を覚えていきました。統計学の勉強としては統計検定のテキストを用いて学習を行っていました。

入社後は、研修でPython、SAS、SQL(google BigQuery)、統計学、機械学習でそれぞれ研修資料があり、テーブルの結合やカラムの作成などの基本的な知識や機械学習モデルの構築、ロールプレイング研修などの実践的な内容まで1か月間はきっちりと学ぶことができます。理解が不十分な点や、実際にプログラムを実行してみてもエラーが出て自己解決が難しい場合は講師の方に気軽に質問することができます。

私の場合は同時期に入社した新卒社員のみんなと教え合いながら学習をしました。中途採用の方は案件にアサインされるまでの期間が新卒と比べて若干短いので、従事する案件が決まった後アサイン先で使用する言語を学習することもできます。

ーなるほど、整った研修体制で安心して入社できたということですね。入社研修後もメンバー同士で気軽に情報共有する風土はあるんでしょうか?

そうですね、メンバー同士でおすすめの本や資格取得のための勉強法など様々な情報を投稿したりして活発にコミュニケーションをとっています。入社前に読んでおけばよかったと思うものも多くありますし、現在でも活用しています。普段はお客様先へ出向している社員の方々も月曜日は本社に集まりミーティング等を行っています。直接顔を合わせて話せるため情報交換も活発に行うことができます。

ー異業種から転職して、前職から現在に活かされている能力やスキルなどはありますか?

教師時代は授業や面談など、人と関わり、相手の考えや思いなどを理解する場面が多くありました。相手が何を伝えたいのか、どのようになりたいのか、コミュニケーションを通して探っていく経験は今に生きていると感じます。

また、現在は人前で何かを説明する機会が多くあります。教員時代には授業をする際、どのポイントが躓きやすいかや理解が難しいと生徒が感じる部分はどこだろうなどと考えて取り組んでいました。現在の業務でプレゼンや説明を行う際にこの習慣は活きていると感じます。この点では前職で培ったスキルや能力を活かせるので自信をもって業務に当たれています。

ーなるほど。しっかり今まで培ってきたコミュニケーションスキルが役立ってるんですね。今ハマっていることや、空き時間にしている趣味などありますか?

今ハマっていることは、大学時代に行っていた数学の勉強と、前述しました新たなITスキル取得のための勉強です。また、ランニングも趣味です。学習や問題解決で行き詰まった時は、外に走りに行くと良いアイデアが浮かんだり集中力が増したりするので、おすすめです。

趣味のスキーやランニングを楽しむRさん

今後のキャリアについて

ーこれからの目標・やってみたいことについて教えてください。

これからの目標は、新たなITに関する知識やデータ分析ツールを勉強することです。新しい技術の開発や研究が盛んに行われている業界ですので、自分自身のスキルを高め続けることは必須です。特に今はクラウドサービスに関する学習に力を入れており、1から環境を構築できるようになることが目標です。

キャリアチェンジを考えている方へアドバイス

ーでは最後に、同じようにデータサイエンティストに興味はあるけど未経験がゆえに踏みとどまっている方にアドバイスをお願いします!

データサイエンティストとして必要とされる知識や技術は、今後どのような仕事にも役立つ汎用的な能力だと感じます。D4cプレミアムでは充実した研修と定期的に行われるノウハウプレゼン大会などで日々学び、成長し続けることができると感じています。未経験の私でも現在ではお客様先で解析業務に取り組むことができています。
D4cプレミアムには私のように他の業種から転職してデータサイエンティストとして活躍されている方も多く在籍しております。


今までの経験を生かすことができるのもデータサイエンティストの魅力のひとつです。その分、結果が求められる職種でもあるため、向上心・学び続ける姿勢は必要ですが、自分の能力を生かして社会の課題、お客様先の課題を解決していくことは非常にやりがいを感じます。

色んな業種、業界のお客様がいますので、各顧客ごとのビジネス課題を的確に捉え、ともに課題解決できる一人前のデータサイエンティストになれるよう、頑張りたいと思います。

ありがとうございました!異業種からD4cプレミアムに合流いただいたRさん。前職で培われた高いコミュニケーション能力を存分に発揮し、ますますご活躍いただけるのを楽しみにしております!たくさんのお話をありがとうございました!

(書き手:S 撮影:安倍)

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