2024/10/29
メンバー

多様なキャリアパスを描けるのが魅力。自身の強みを活かしたデータサイエンティストを目指して。

メンバーにインタビュー!このシリーズでは、若手からシニアの様々なメンバーに、データサイエンティストになろうと思った経緯やD4cプレミアムとの出会い・印象に残っているプロジェクトなどについてお届けします!

今回お話を伺うのは、キャリアチェンジで入社された吹田さん。現在はマーケティング系の部署にてデータサイエンティストとして活躍されています。

※株式会社データフォーシーズ(以下D4c)は2022年1月に、弊社 株式会社D4cプレミアムと分社化しました。以下入社時のエピソードは当時の社名=「D4c」で記述しています。

自己紹介と学生時代について

ーまずはじめに、簡単に自己紹介をお願いします。

はい、入社4年目の吹田です。現在は調査会社様で広告の効果検証などを行っています。

 学生時代はどんなことを学ばれていたんですか

大学から大学院にかけて心理学を勉強していました。大学では人の悪意や敵意から来る攻撃性の研究で、分析作業を日常的に行っていたのですが、ある程度社会に貢献できるテーマかつ誰も手を触れていない研究がしたいと思い、大学院では行動分析学という学問の手法を利用し「よそ見」の研究などをしていました。

具体的にいうと、運転時の事故につながる「ながら運転」の分析なんかを行っていました。「何かが出てきたらそっちを見る」というのは当然のことなのですが、安全だったところから危険に転じ、状況の変化が起きたときにそちらを見る反応速度が強く影響しているのではないかといった「状況の変化はものを見る上での重要な変数になる」というような研究を行っていました。 

行動分析学は統計を使わず、AB分析のようなことを繰り返し原因を追及していきます。ですのでこの大学院時代に、よりエビデンスを強く作りにいくような考え方が身に付けられたと思います。また実験に使用した器具は自分ですべてプログラミングを組んだので、そういったスキルも習得することができました。

ー 勉強以外で夢中になったことなどありましたか?

これは今の趣味にもつながっているんですが、大学1年の頃、友人の誘いから音楽サークルに入り歌を歌うことに夢中になっていました。

大学院卒業後は「仕事だけになって、それ以外に何もなくなるのはちょっと怖いな」と感じ、そこで1度だけ組んだバンドのメンバーに声をかけたことがきっかけで、今もバンド活動を続けています。

多いときは年2、3回、良くしてくださるイベンターの方が主催するライブに出演させてもらっています。私はボーカルがメインだったんですが、社会人になってから音を厚くしたくてギターも始めました。メンバーそれぞれ本業があって、息抜きとして好きに活動しているので純粋に楽しいです。

ー 音楽をやられているんですね!お仕事とはまた全然違った世界があるって素敵ですね。

前職について

ー 吹田さんはキャリア入社とのことですが、前職ではどんなことをされていましたか?

はい。前職では教育現場にいまして、3年ほど予備校講師や家庭教師をしていました。科目は理科がメインで、必要に応じて数学・英語・国語も教えていました。主な対象は高校生でしたが、小・中・大学生をみることもありました。

ー 教育現場にいらっしゃったんですね!どうしてその道を選んだのですか?

実は私自身、勉強が嫌いだったので、同じような子たちにとって勉強のハードルを下げられるような存在になりたかったんです。今の日本の教育業界は、途中で勉強を挫折すると戻れないというイメージがあったんですよね。

大学のフィールドワークで、不登校の学生さんと接する機会があって。「勉強をなんとかしてほしい」と考えている親御さんの想いと、「勉強は苦手だけどなんとか教育には追いつきたい」と思っているお子さんの気持ちに答えられる場所はないかと考えたときに、塾講師にたどり着いたんです。

ーでは、そこから転職しようと考えたきっかけは何でしょうか?

コロナ禍で塾に通う生徒さんが減り、家庭教師としてもご自宅には行けず、なかなか思うように勉強を教えることができなかった期間がありました。また自分の将来を考えたときに、40・50代の教師に親御さんが求めるのは「質の高い教育」で、「勉強が楽しいことを教えてくれる」エンタメ系の教師は、20代が限界かもしれないと感じて。このままだと自分は世の中に置いて行かれると思い、キャリアチェンジを決意しました。

データサイエンティストへの転職活動について

ーでは教育の現場から、データサイエンスの道に進まれたのはなぜですか?

大学から大学院にかけて心理学を勉強していたのですが、その中で自分は統計学にとても強かったんです。その強みを活かせるような職業はないかと調べたところ、データサイエンティストにたどり着きました。「データサイエンティスト」という呼び名も格好いいので、いいなと思っていました(笑)。調べていくうちに、自分に向いているかもしれないと思うようになり転職活動を始めました。

ーD4cとはどのように出会ったのでしょうか?

未経験でデータサイエンティストを目指すのは難しいと転職エージェントに言われていたのですが、少し時間がかかってもいいから、とデータサイエンス一本で探していました。色々な会社を紹介してもらった中でD4cを知りました。

ー D4cの面接で印象に残っていることはありますか?

面接官の方がとてもフレンドリーにお話をしてくださったことが印象的でした。二次面接でプレゼンをする機会があったのですが、私はデータサイエンスを専門にやってきたわけじゃなかったので、発表内容も大学時代の研究の話と分析中心の話ではなかったんですが、しっかり聞いてくださって、質疑応答も密にしていただきコミュニケーションもとれたのでとても好印象でした。

ー D4cに入社を決めた理由は何でしょうか。

お話しした上層部のみなさんの空気感もとてもいいなと思いましたし、話をしっかり聞いてくれる現場なのかなと想像できました。一緒に仕事がしたいと思ったのと、自分のスキルも伸ばせるように思い、面接を重ねるうちに志望度がどんどん上がっていきました。

あと、金融・マーケティング・ライフサイエンス…3つの軸があって、最近だとモビリティの分野もやっていると聞き、そこから派生するように案件が多種に渡るところも決め手でした。何かに特化した業界に入りデータサイエンティストとしてのキャリアを築くと、その分野に特化した経験しか積むことができないのではないかと感じていて。D4cなら、幅広いノウハウを身に着けられるのではないかと感じました。それは、入社した今でも実感していることです。

業務について

ー入社後、研修を受けられたと思いますが、いかがでしたか?

はい。3ヶ月ほどの入社時研修を受けさせてもらい、基本から応用まで丁寧に学ぶことができとても充実した内容でした。色々な言語でのプログラミング習得も行えて、手法モデルの統計的知識の底上げにもなりました。特にデータサイエンス未経験の方にはものすごく価値のある研修だと思います。

ー最初の案件はどういったお仕事でしたか?

最初は広告系の案件から生まれたタスクで、とある旅行予約サイトでどういった旅行先があるのかピックアップするといった、スクレイピングのようなデータ集めの作業を行いました。データ解析中心の作業ではなかったですが、加工方法などプログラミングの面で入社時研修で学んだことを活かしつつスムーズに作業ができたと思います。

ー印象に残っているお仕事はありますか?

入社してからこれまで4、5件ほどの案件を担当させていただき印象に残っているのは…最初の頃の業務で、全国の病院のデータをリスト化し都道府県別のCSVデータにした案件です。

自分なりに工夫し整えてお渡ししたら、後日上司から「データが綺麗で後続の解析がスムーズだった」と良い評価をいただき、とても嬉しかった記憶があります。

業務について

ーデータサイエンティストに転職してよかったですか?

よかったです。解析結果に対する解釈・このデータから何を言えるかということを考える事や、あまりその分野に詳しくないお客様でもわかりやすいようご説明する事など、もともと持っていた自分の得意な部分を活かしつつ、成長できていると思います。

お客様も含め、周りの方々と知恵を出しあい何かいいものを作り出すというポジションはやりがいがありますし、よりよく意見を折衷するためのスキルを身に着けるといった勉強も進めています。

ーD4cプレミアムの魅力はどんなところだと思いますか?
自分の可能性を見出せるところ。色々なバックボーンをお持ちの方がいるので、自身のキャリアをどうしたいかということを描きやすいように思います。リーダー・マネジメントスキルを極める方もいれば、プレイヤー専門で技術を極めていく方、ライフサイエンス・金融・マーケティングそれぞれの分野に特化して極めていく方、また全部をオールラウンドで出来る方…本当にたくさんいらっしゃるので、そういった先輩方を見ていると自分のこの先も楽しみになります。

ーこれからの目標について教えてください。
プレイヤーとして極めていきたい気持ちはありつつも、マネジメントにも興味があります。人の得意不得意を見極めたり人間関係の相性なんかを考えるのも好きなので、自分ではそういう道が向いているんじゃないかなと思っています。

ー最後に、応募者の皆さんにメッセージをお願いします。
データサイエンティストは「自分はこうありたい」と思う働き方をそのまま実現できる職業なんじゃないかなと思っています。コンサルティングに寄せようと思えば寄せられますし、エンジニアにも寄せられますし、プロジェクトマネージャーにと思えばそんな働き方もできます。

また、これをやりたいといった明確な希望がない方でも、D4cプレミアムであれば「こういうことをするのもデータサイエンティストなんだ」と思えるような、多種多様なキャリアを進まれている方々がいるので、皆さんの可能性も広がると思います!

 

ーひとつひとつの質問にとても丁寧に答えてくださった吹田さん。「とても楽しく働いています」と笑顔でお話しくださったことがとても印象的でした。周りのメンバーを良く見て、コミュニケーションを大切にしているからこそ、思い描くキャリアパスも幅広く明るいのだと感じます。これからのご活躍も期待しております。たくさんのお話をありがとうございました!

(書き手・撮影:吉田)

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