2023/11/08
メンバー

新卒データサイエンティストにインタビュー!vol.1

株式会社D4cプレミアムのメンバーにインタビュー!今回は2023年の4月に新卒入社された皆さんに、これまで勉強してきたことやD4cプレミアムへの入社の決め手、受講中の新人研修についてなどをインタビューさせていただきました!(取材日:2023年6月)

2023年は7名のメンバーをD4cプレミアムの仲間として迎えることができ、社員一同嬉しく思っています。こちらの前編では、まず4人のメンバーにお話を伺いました!

後編はこちら

自己紹介

ー 本日はどうぞよろしくお願いします!まずはじめにそれぞれ簡単に自己紹介をお願いします!

常川です。趣味は、映画鑑賞やプログラミングで遊ぶことです。工学系の学部にて電気電子工学を専門に、電磁気学から派生してダイオードの特性などを学びました。

加藤です。趣味は写真撮影と編集、映画鑑賞です。生物系の大学で、食品とバイオと環境工学がメインの学部でタンパク質の構造などについて分析していました。

上甲です。趣味は音楽を聴くことで、シティポップなんかが好きです。大学は医学系で、分子生物学を学んでいました。毛髪の再生メカニズムに関する研究に関する研究をしていました。

大川です。趣味は、野鳥観察とゲームです。生物系の大学で、植物根の研究をしていました。

お一人ずつインタビュー

ー ではお一人ずつ、学生の頃に学んでいたことや、D4cプレミアムに入社を決めた理由などを伺っていきます!

■ 常川さん

ー プログラミングで遊ぶことが趣味とのことでしたが、詳しく教えてください。

はい。プログラミングで絵を描くジェネラティブアートという、アルゴリズムを組んで絵柄を配置していく手法があり、それが好きでよく遊んでいます。
ランダムにすることでより有機的な表現ができるので、そこから絵が広がっていくのがとても楽しいんです!

ー 学生時代に学ばれていたことを詳しく教えてください。

大学では、工学系の学部にて電気電子工学を専門に、電磁気学から派生してダイオードの特性などを学びました。勉強していくうちに情報工学の方に興味があることに気づき、自主的に機械学習やディープラーニングを独学で勉強し、大学院では画像処理の研究室に所属しました。そちらでは画像内の文字検出に関する研究をしていたのですが、その中でも私はフィルタリング処理としてノイズ除去などの前処理による、検出の精度向上について研究していました。

ー なぜデータサイエンティストになろうと思ったのですか?

もともとプログラミングが好きで、ディープラーニングの勉強をしていく中でデータサイエンスという職業を知り、せっかく理系出身なので目指したいと思いました。
データサイエンティストの企業が2社、SEの企業が3社ほどエントリーしました。

ー では、D4cプレミアムを選んだのはなぜですか?

入社2年前の夏にD4cプレミアムのインターンシップに参加しました。短い期間だったので分析の勉強自体はあまりできませんでしたが、人にどうやって伝えるか、スライドの作り方や発表の仕方まで学ぶことができました。一緒に参加された学生さんと感想を言い合う時間があったり、とても刺激を受けたことを覚えています。

あと印象的だったのは、懇親会で「休日は何をしていますか?」という質問をした学生がいたんです。他の企業では休みは寝ている、なんて答える社員さんばかりでしたが、D4cプレミアムの方は「数学の証明を解いてます」とおっしゃっていて、すごいな。この人の元で働きたいなと思いました。その他にも、個性豊かな社員さんがいるD4cプレミアムに惹かれました。

ー 現在、新人研修を3ヶ月受講されたところですが、いかがですか?

学生の時から個人的に統計の勉強をしていたので、元々基礎はあったと思います。言語はPythonしか知らなかったので、それ以外の言語は研修で学ぶことができました。分析結果をスライドにまとめて発表する知識はもちろんなんですが、実際の業務では与えられた環境の中で作業を行うので、例えばプログラミングでいえば自分の好きな言語を選べるわけじゃないということを改めて感じました。
これまでは趣味で分析の勉強をしてきたので品質管理なんて考えたことがなかったんです。今回の研修で二重チェックなどの考え方を学ぶことができたのはとても大きかったです。

ー 将来、どんなデータサイエンティストになりたいですか?

自分はマネジメント職よりは、分析者でいることが向いているのかなと思っています。クラウドでも何でもいいのですが、分析だけでなく、インフラの設計・仕組作りもしてみたいです。


■ 加藤さん

ー 写真撮影がご趣味とのことですが、どんなものを撮られるんですか?

主に水族館で撮ることが多いです。特にペンギンが好きです。編集はRAWデータを現像するときにいろんなソフトを使ってやってます。

ー 学生時代に学ばれていたことを詳しく教えてください。

生物系の大学で、食品・バイオ・環境工学がメインの学部に所属していました。タンパク質がどういう構造で、どういう状態で存在しているのかを解析していました。薬を分解する「酵素」がどのように分解する能力を高めているのかを分析することで、新規の抗生物質の設計などもできるというような研究分野でした。

ー なぜデータサイエンティストになろうと思ったのですか?

バイオインフォマティックを研究する中で、分析に触れることが多かったんです。ただその時は表面的に使用していただけだったので、どういう原理なのか、そのロジックがどうやって社会に使われているのかということに興味を持ちました。クラスター分析をよくやっていたのですが、自分の手でやったら絶対に終わらないことを、パッと綺麗に分けてくれる「データ分析」が面白いなと感じて興味を持ちました。

ー では、D4cプレミアムを選んだのはなぜですか?

未経験で初めてデータサイエンスと向き合いますし、しっかりキャッチアップをできるよう、研修がしっかりしている会社が良かったんです。また、自分がどの分野に向いているかもわからなかったので、色々な領域のお客様をご支援しているところも決め手でした。

ー 現在、新人研修を3ヶ月受講されたところですが、いかがですか?

研修で学んだことを100とすると、受講する前は10も満たないくらいの知識レベルだったと思います。PythonとRは使ったことがありましたが、限定的な用途だったので基礎知識のみでした。入社前の研修で内容や進み方は聞いていたのでついていけるか、などの不安は特になかったですが、自分がどこまで身に着けられるか、また研修だけで業務ができるようになるのかなという気持ちはありました。

実際に受けてみて、初めて触れた統計学は少し時間がかかりましたが、全体的にわかりやすく覚えやすかったです。この短期間でもある程度身に付けられたなと感じています。知識面はもちろん、プログラミング能力は確実に身に付いたと思います。

また学生の頃とは違うなと改めて感じたことは、学生の時は研究結果を発表する相手が同じ研究室の仲間だったりと同じ知識レベルだったので、そこまで話し方を工夫する必要はなかったのですが、ビジネスとして話の構成を組み立てたり、お客様にわかりやすく伝えなくてはいけないというところです。これから身に着けていきたいと思います。

ー 将来、どんなデータサイエンティストになりたいですか?

希望していたマーケティングの部署に配属いただきましたので、解析を通して販売の促進や売り上げの向上に寄与できるよう、新しいアイディアを持ったデータサイエンティストになれたらいいなと思っています。


■ 上甲さん

ー 音楽を聴くことが趣味とのことですが、例えばどんな音楽ですか?

シティポップなんかが好きです。一番わかりやすいのは山下達郎さんとかですね。海外で数年前から流行っていて、逆輸入の形で知りました。

ー 学生時代に学ばれていたことを詳しく教えてください。

医学系の大学で、分子生物学を学んでいました。学部の4年から修士・博士の7年間ほど、生物の組織や臓器などがどう成り立っているのかを遺伝子の制御レベルで明らかにする分野の研究室に所属していました。その中で僕は毛髪を作る臓器:毛包に着目し、毛髪の再生メカニズムについて研究していました。設備が良く、新しくできた研究室だったこともあり、一から自分で研究を始められるいい環境でした。

ー なぜデータサイエンティストになろうと思ったのですか?

医学系の研究をしている中で、データサイエンスと実験系の研究のコラボレーションが頻繁に起こっていたんです。僕自身も、データ分析を取り入れたことで一気に研究が進んだ体験をしました。実験系の研究だけだと一つの組織や臓器を構成する個々の細胞に対し、どういう遺伝子がどの程度発現しているかを一気には見れないのですが、データサイエンスと上手く組み合わせると、個々の細胞が持っている遺伝子の発現量なんかも網羅的に見ることができ、理解が深まりました。
データサイエンスは色々なことに介入しうるという可能性を感じました。そこから、仕事としてやってみたいなと考えるようになりました。

ー では、D4cプレミアムを選んだのはなぜですか?

ノウハウプレゼン大会に参加し、実際働いている方の雰囲気を知ることができたのがとても大きかったです。社員の皆さんが勉強熱心な社風が伺えて、そういうところに惹かれて入社を決めました。他の企業ではそのような機会はなかったので印象的でした。
データサイエンスの企業の他にも、研究してきた経験が活かせる化粧品メーカーなんかも受けたんですが、やはりデータサイエンティストに興味があったことと、D4cプレミアムはお客様の支援領域も広いこと、先に内定いただけたこともあってD4cプレミアムに入社を決めました。

ー 現在、新人研修を3ヶ月受講されたところですが、いかがですか?

研修で学んだことを100としたら、10パーセントくらいの知識レベルだったと思います。R言語を研究で使っていた程度でした。プログラミング言語に関しては、思っていたよりも覚えることが多く、何も見ずにできるかと言われたら難しいんですが、これをやればいいんだというイメージはできるようになったと思います。

マーケティングの研修で発表の機会があり資料の作り方を教えていただいたのですが、研究者としてのデータの見せ方と、ビジネスマンとしての見せ方は違うことを改めて感じました。お客様ありきのビジネスとしての考え方を知ることができたことは大きかったです。

前半2ヶ月はプログラミングをがっつりやったんですが、その後ロールプレイングを行った際もプログラミングに力を入れてしまって。フィードバックをいただいた中で、プログラミングも大事だけど、物事をどう捉えるのか・伝えるかという考え方の部分が大切だという指摘を受け、意識が大きく変わったなと思います。これから業務に入っていく上でとても勉強になりました。

ー 将来、どんなデータサイエンティストになりたいですか?

顧客のニーズを考え、求められる以上のパフォーマンスができるデータサイエンティストになりたいです。

普段買い物にでかけた時、どういう売り出し方をしているのか?という観点で見るのがとても好きなので、マーケティングに興味があります。ただそれだけではなく、色々な分野も経験してみたいです。


■ 大川さん

ー 野鳥観察やゲームが趣味とのことでしたが、詳しく教えてください。

野鳥観察については、バードウォッチングをしながら、鳥の写真を撮るのが小さい頃から好きでした。ゲームはキャラクターを集めて対戦させるゲームを良くするのですが、それはコレクションより対戦が好きです。それぞれの特徴を生かして戦略を練るのが楽しいです。

ー 学生時代に学ばれていたことを詳しく教えてください。

生物系の大学で植物生態を学んでいました。植物の生存戦略の違いを明らかにするために、長さや面積といった特徴を複数調査し、それぞれの特徴にどのような関係があるのかを研究していました。例えば葉の面積一つとっても、大きいと成長速度が高い代わりにストレスに弱く、反対に葉が小さいと成長速度が遅い代わりに耐性があり、過酷な環境でも生きられるのように、特徴どうしの関係を調査するという研究の中で、例がまだあまりない「植物の根」をメインに研究していました。

ー なぜデータサイエンティストになろうと思ったのですか?

僕は統計解析ソフトのRを使って研究の解析を行っており、その研究を通してデータ解析が面白いなと思ったことが初めです。
実は就活当初は公務員を志望していたんです。元々デジタルトランスフォーメーションに興味があり、スマート農業やIT林業に関わりたかったのですが、公務員はなかなか狭き門で…。データサイエンス系であれば近いことができるかもしれない、と考えるようになりました。

受けた企業としてはD4cプレミアムの他に、工事の際の生物環境を守るという面で寄与できるかと思い建設コンサルの企業や、IT系の企業も他に1社受けました。
公務員になっていたら安定が手に入っていたと思いますが、データサイエンティストを目指すことができ、今は「面白さ」を得たと思っています。

ー では、D4cプレミアムを選んだのはなぜですか?

色々な業界の分析支援をしているところに惹かれました。別に受けた企業は金融系に特化している企業で。より様々な分野に携われるD4cプレミアムに入社を決めました。

ー 現在、新人研修を3ヶ月受講されたところですが、いかがですか?

受講前は、研修の内容が100だとしたら、25%くらいの知識レベルだったかなと思います。もともと統計学は勉強していましたが、データが綺麗に揃っている状態からの解析しかしたことがありませんでした。研修では、生の状態の情報を解析で使えるように持っていく、データ加工の流れを知ることができたのがとても大きかったです。

また研修ではPython・SQL・SAS・Rの4つの言語を学びましたが、僕はRしか使ったことがなかったので完全に初見でした。この短い期間で全体的になんとなく理解できるようになったので、そこは成長できたなと思います。

考え方で学んだこととしては、学生の頃は結果が出なくても取り組んだことを評価してもらえていましたが、ビジネスではもちろんそうではない。締め切りを守った上で品質の高いものを納品しなくてはならないということを改めて実感できました。知識面のスキルはもちろんそうですが、学生時代には必要とされてこなかった社会人としてのスキルを学べたことも大きかったなと思います。

ー 将来、どんなデータサイエンティストになりたいですか?

スキル面だけでなく、資料作りやプレゼン能力・コミュニケーション能力でも他を凌駕できるようなデータサイエンティストになれたらと思います。
健康・医療の分野も面白そうだなと思っています。あとは元々興味があったスマート農業などの分野にも携わることができたらと考えています。

学生の皆さんへ

ー 入社前にやっておけばよかったと思うことはありますか?

常川さん:とても基礎的なことですが、自分は忘れ物が多いことを学生のときからしっかり意識しておけばよかったと思っています。物理的な忘れ物もそうなんですが、作業に没頭してしまうところがあって。今はスマホのリマインダーなどを使ってなんとか対応しています。あとはマーケティングの部署に所属が決まったので、分析知識だけでなく、そういった分野に関する勉強をもっとしておければよかったなと思います。

上甲さん:僕は学生時代に統計学の勉強をしていなかったので、もっと学んでおけばよかったなと思います。

加藤さん:私も統計学は全く勉強してこなかったので、学生の間に触れておけばよかったです。

大川さん:社会人としては当たり前のことなのですが、「提出期限は守る」など基本的なことは学生のうちに自身に課して、慣れておくことが大切だったなと思います。

ー データサイエンティストを目指している学生へ、メッセージがあればお願いします。

加藤さん:データサイエンスにほとんど触れてこなかった私も研修はついていけていますので、興味があるならば諦めずに挑戦してほしいです。

上甲さん:D4cプレミアムは学びの環境が整っていて、社員同志で教え合うという社風をとても感じます。データサイエンス未経験の方には特におすすめしたい会社です。

常川さん:D4cプレミアムは同期だけじゃなく先輩方にも、優秀で個性的なメンバーが多くて、私は毎日出社するのが楽しいです。何かに熱中している方が好きなんですが、そういった方ばかりなので日々刺激を受けています。

大川さん:D4cプレミアムは研修がしっかりしていることは入社前から聞いてはいたんですが、実際に受講して「本当にそうだな」と感じています。僕もプログラミングスキルという面で、新人研修で一つずつしっかり進めることができたと思います。ですのでプログラミングに触れたことがない方でも、データサイエンティストへの想いがある方は応募してもいいと思います!

ー 「2」へ続きます。

(書き手・撮影:吉田)

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