2023/06/28
メンバー

分析だけじゃない信頼関係を大切にしたい。メンバー全員が力を発揮できる環境作りとは。

株式会社D4cプレミアムのメンバーにインタビュー!このシリーズでは、若手からシニアの様々なメンバーに、データサイエンティストになろうと思った経緯や、D4cプレミアムとの出会い・印象に残っているプロジェクトなどについてお届けします!

今回お話を伺うのは、取材当時入社4年目のTさん。入社3年目よりマーケティング系の案件を抱える部署のチームリーダーとして活躍されています。(取材は2021年11月に行われたものです。)

※株式会社データフォーシーズ(以下D4c)は2022年1月に分社化し、Tさんは現在株式会社D4cプレミアムに所属しております。以下の転職・入社時のエピソードは当時の社名=「D4c」で記述しています。

自己紹介

ー まずはじめに、簡単に自己紹介と、D4cプレミアムに入社される前のお仕事について教えてください。

学部卒入社4年目のTです。現在はメンバーが3人いるチームのリーダをしています。
主にマーケティング系の案件を担当しており、「既存や新規のエンドユーザーにどういう手を打っていくか」という課題を持っているクライアントさんに対して、顧客分析を行い結果を提示しています。

ー 学生時代はどんなことを学ばれていましたか?

実はもともと理学部で入学したのですが、大学2年に受けた理工学部のとある教授の授業をきっかけに、統計を学び始めました。

その教授は夜間の部の授業のために理学部のキャンパスに来ていたのですが、たまたま「時間があるなら見学においでよ」を声をかけていただき、統計の授業を見学したんです。授業の内容は1、2年生で学ぶようなものでしたが、「なんてロジカルで理路整然な説明なんだ!」と一瞬で引き込まれてしまい、この先生から学びたいと思ったんですよね。

そこから理工学部にて「統計とプログラミングを組み合わせる」ということに興味を抱き、統計を学んでいました。

データサイエンティストを目指したきっかけ

ー 1つの授業がきっかけだったのですね!それはとても運命的ですね…では、就職活動の中で「データサイエンスの道」を選んだのはなぜですか?

就職活動では、エンジニアやプログラミングができる会社も受けていました。でも、正直プログラマーになりたいかと言われると、ちょっと違うな…と学部の頃から思っていたんです。性格的に、言われたことをそのままやるのがあまり好きじゃなくて…できれば色々な選択肢から一番最適なものを選びたいし、自分で決めたことをやりたいという気持ちが強かったんです。

そんな働き方をするためにはどうすればいいか?と考えた時、「その手法をとるに至った方針を決定できる環境で働こう」と思いました。統計であればよりそういった環境に近づけるんじゃないかと考え、データサイエンスの道を選びました。

就職活動から入社後について

ー 実際の就職活動はいかがでしたか?

実は、就職活動を始めたのは大学4年の12月というかなりギリギリの時期でした。理由は、元々は就職ではなく先ほどお話した教授の研究室に入りたかったので、修士を希望していたんです。様々な事情があって急遽、教授の研究室が解散することになってしまいまして…。

他の研究室も紹介してくださったのですがどうしても行く気にはなれず、そこから就職活動をすることにしました。かなりギリギリの時期だったので、「自分は何やっているんだろう…」と思いましたね。

統計学をつかえる仕事をしたいという軸をもって就職活動を始めてみたところ、製薬会社には統計部門があることがわかりました。しかし、製薬会社の統計部門は修士以上の方が対象な場合が多く、学部から入社するのは難しいことが分かりました。でも「どうしても統計をやりたい!」という気持ちは諦めきれませんでした。そんな時、大学の就職課の方から紹介してもらったのがD4cでした。

結果的にD4cを含めて6社ほど受け、ありがたいことに全社から内定をいただけました。データサイエンス部門があったり、プログラミング中心の企業など様々でした。

ー 6社から内定が出て、最終的にD4cを選んだ理由を教えてください。

まず、本命である「データサイエンティストとして働ける会社」に入社しようと決めていて、それがD4cともう1社でした。そして検討した結果D4cを選んだのは、「より挑戦する事ができる、成長できる場所だ」と思えたからです。

D4cは理念が本当にしっかりしているんです。理念に「個人の成長・会社の成長・お客様の成長」といった内容があるのですが、入社してすぐにそれを実感しました。

まず全員参加の新人研修は内容が充実しており、さらに継続研修といって希望すれば参加できる追加の研修があるなど、個々に成長できる環境が整っていました。内容は画像解析や機械学習的な要素が多く、今まで統計をメインにやってきた私にとってはまさに求めていたもので、そういった研修を会社が設けてくれることはすごく魅力的でしたね。

業務について

ー 大変だったエピソードを教えてください。

私の直接のミッションではありませんが、クライアント先の、担当ではない他部署にて案件を増やしていくこと、それにより参画メンバーを4人、5人と増やしていく取り組みについては、苦労していますね。

他の部署の案件を増やすとなると、関係性がゼロのところから始めないといけません。そこからどう関係性を築き、案件を増やしていくかについては日々頭を悩ませています。

それでも、当初は他部署から依頼を受ける際、間に部長さんや課長さんが入ってくださっていましたが、今では直接依頼を任されるようになってきたんです。期日が短い案件を振られて焦ることもありますが、関係作りをする上では少しずつ前に進んでいる気がします。

ー リーダーとして、心がけていることを教えてください。

今は一緒に仕事をしているメンバーが3人いますが、誰でも発言しやすい環境にすることを心がけています。誰でも発言しやすい・働きやすい環境にすることで、それぞれの力を100%発揮できると考えています。仮にその考えが間違っていたとしても全然いいんですよね。発信してくれることで、チームで指摘したりフォローすることができるので。

例えば、あるメンバーは少々引っ込み思案な性格で、チームに入った当初はあまり発言がなかったんです。でも、ミーティングでこちらから話を振ったり、その方が作成した資料の説明はご自身でしてもらえるよう手配するなど心がけていたら、だんだんと自分の意見を発信してくれるようになりました。最近ではもうリーダーに任せてもいいのではないかと思えるぐらい、積極的に発言をしてくれています。

あとはお客様へ提案する前に、チーム全体できちんと根拠付けを共有することを意識しています。

自分たちがしっかり考えて提案したとしても、お客様が求めている根拠でなければ意味がないんですよね。メンバーによってはまだまだ根拠付けが浅いこともあります。その結果お客様から「理解はできるけど、今回は納得するには値しない」と言われてしまうことも過去にはありました。

お客様は納得しないと絶対動かないと思うんです。そしてお客様に納得していただくために必要なのがやはり、この分析がなぜ必要なのかというような「根拠」だと考えています。ですので根拠付けの部分でメンバーによって差が生まれないよう、私のチームでは最初に要件定義を明確にして、全員が同じ方向を向くようにしています。

初期段階で要件定義や仕様を決め共有しておくことで、属人的にはならず、メンバーの誰が担当しても対応できる状態にできますし、チーム力を上げていくことにつながると思っています。

ー クライアントとの関係性で、心がけていることはありますか?

そうですね。分析以外でも信頼関係を築くことは大切だと考えています。

クライアントが私たちの分析結果を知りたいのは当然ですが、やはり気になるのは、エンドユーザーが自分たちのサービスにどれくらい興味を示してくれているかということなんですよね。

例えば以前担当したゲーム開発の企業様では、自分たちが作ったゲームに対してユーザーがどれぐらい興味を持っているのかを気にされていました。 そこで、元々ゲーム好きだった私は分析を開始する前に「現場で開発されているゲームを実際にプレイさせてくれませんか?」をお願いしました。そして後日、分析結果をお話しながら「ここの分析結果は、確かに私自身もプレイした中で感じました」と自分の経験も交えてお伝えしてみたんです。

するとお客様から「わかる〜!」と共感の声が。そこでグッと距離が縮まった気がしたんです。こういった、分析以外で距離を縮めたり信頼関係を作ることは重要だと思っています。

ー 確かに、ユーザー目線での意見をくれるパートナーは貴重だと思います…!

今後のキャリアについて

ー Tさんのこれからの目標について教えてください。

いずれ、今任されている案件よりも、大きいプロジェクトのリーダーをやりたいです。

そのためには、リーダーとしてのスキルももっと必要ですし、今はまだ携わっていない予算管理等の知識も必要になってきます。もちろん個人のレベル・分析のスキルに関してもまだまだだと思うこともあるので、ひとつひとつ着実に、目標に向かって取り組んでいきたいと思っています。

D4cの魅力など

ーTさんの思う、D4cに向いている人、向いていない人はどんな人ですか?

そうですね、興味とか好奇心をあまり持たない人は向いていないかもしれません。

D4cで働いていると、メンバー同志、新しい技術等をチャットで共有することがたくさんあります。その時に興味や好奇心がないと、ちょっと難しいかもしれませんね。自分の世界にどんどん閉じこもってしまうと思うので。

逆にD4cに向いている人としては、興味や好奇心があることはもちろんですが、常に未来を考えていけるような人だと思います。近い未来でも、遠い未来でもいいと思うのですが、先のことに対して、「こうなる」という考えを持ったり、ある程度自分の言葉で説明・発信できる人はばっちり向いていると思います。

ー 最後に、D4cのいいところを教えてください。

私は、メンバー全員が本当に大好きですね!D4cの人って、みんなが会社をより良くしていこういう意識が強いんです。そのために頑張っている姿が好きですし、刺激をもらうことが多いです。そんな環境で働けることが本当に嬉しいです。

ー Tさんがリーダーとしてお客様やメンバーとの意思疎通を大切にし、日々邁進されている様子が垣間見えとても頼もしく感じました。これからのご活躍も期待しております。
たくさんのお話をありがとうございました!

(書き手・撮影:吉田)

ENTRY

ご応募お待ちしております!